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群馬県高崎市に住むぼくが高校3年生の秋のときだった。
その頃は、CDプレイヤーやラジカセなどの音楽の機器が開発され、ぼくも深夜のラジオや好きなアーティストのCDを最新のヘッドフォンで明け方まで聴いていた。
ある夜、深夜の2時を回り、ぼくはこの先の試験に備えた勉強をしていた。そこまで時間的にも追い込まれていなかったこともあり、ヘッドフォンで音楽を聴きながら勉強をしていた。
ある夜、深夜の2時を回り、ぼくはこの先の試験に備えた勉強をしていた。そこまで時間的にも追い込まれていなかったこともあり、ヘッドフォンで音楽を聴きながら勉強をしていた。
突然、その音量を上回る「ゴゴゴーーー」と大きな音とともに、ぐるぐると回る機械の発光体がぼくの2階の部屋の、机の前の窓の向こうに近づいてきた。その音は振動をともない、まるでショベルカーやダンプカーのような激しさだった。
緑の厚いカーテンのすぐ先に、何か知らない光るものが定位しながらひたすらぼくのことを「ゴゴゴー」という音を発しながら見ている。とにかく投光器のように明るい。
ぼくはその機械音に「UFOはディーゼルエンジンなんだな」と緊張とともに変に冷静な感想を持ちながら目の前の光体を見ていた。しばらくすると、その物体は回転を早めてすーっとその光を保ちながら遠くへ消えていった。
これまでの霊体験とは異なる、また不思議な経験だった。
緑の厚いカーテンのすぐ先に、何か知らない光るものが定位しながらひたすらぼくのことを「ゴゴゴー」という音を発しながら見ている。とにかく投光器のように明るい。
ぼくはその機械音に「UFOはディーゼルエンジンなんだな」と緊張とともに変に冷静な感想を持ちながら目の前の光体を見ていた。しばらくすると、その物体は回転を早めてすーっとその光を保ちながら遠くへ消えていった。
これまでの霊体験とは異なる、また不思議な経験だった。