そば処の信州小諸に、煮干しの香る懐かしい中華そばのお店があった
島崎藤村ゆかりの地 小諸
長野県は小諸市。
北に浅間山を望み、川魚のウグイや鮎が悠々と泳ぐ千曲川のほとりに位置する古いまち。『旅情』(小諸なる古城のほとり)を書き残した文豪 島崎藤村(1872-1943)ゆかりの地でもある。日本海へ向かう旧北国街道沿いでは街並み保存の動きも進む。
北に浅間山を望み、川魚のウグイや鮎が悠々と泳ぐ千曲川のほとりに位置する古いまち。『旅情』(小諸なる古城のほとり)を書き残した文豪 島崎藤村(1872-1943)ゆかりの地でもある。日本海へ向かう旧北国街道沿いでは街並み保存の動きも進む。
via 筆者撮影
信州小諸って言えば「やっぱり蕎麦じゃないの~」を見事なまでに覆してくれるラーメン店を発見。
それが今回ご紹介する「やまさだ」である。
タイムスリップした外観と店内
中華そばやまさだは、しなの鉄道小諸駅から北に徒歩3~4分のお店。駅から少し坂を上り、本町という古い街並みの中。外観から「絶対美味しいお店だ!」と直感した。
店内に入ると蔵造りで古木をふんだんに使った純和風、これは食べる前からテンションが上がる。
via 筆者撮影
嬉しいゆで卵無料サービス
個人的に好きなワンタン中華そばを注文。お店の人が、「待っている間、ゆで卵をどうぞ~」と教えてくれた。嬉しいことに、テーブルにあるゆで卵が無料。何個食べてもいいようで、私は2個いただいた。こういうサービス、待つ時間を楽しさに変えてくれる。もちろん、メニューに「味玉」(100円)もある。
via 筆者撮影
煮干しの香りの中に優しい旨味
数分後、ワンタン中華そばが到着。
この煮干しの香り…鼻に入った香りが五臓六腑にまで染み渡るかのようだ。
スープの表面の油膜を優しく破り、まず一口。うまい!
この煮干しの香り…鼻に入った香りが五臓六腑にまで染み渡るかのようだ。
スープの表面の油膜を優しく破り、まず一口。うまい!
煮干しのほかに豚のダシも加わるスープ。旨味が優しい中、脂はやや多め。香ばしさはの秘訣はこの脂なのか…思い巡らせるだけでも楽しい。
via 筆者撮影
麺は中細で縮れ系、喉越しがとてもよい。ワンタンは昔懐かしい中華そばを思い出す小さな餡を包んだ薄い皮だが、その皮がとろとろ。優しさ溢れるワンタンだ。
チャーシューは柔らかくて、メンマの固さが程よいアクセント。この2つの具はスープの中では脇役の振る舞い。でも、全体の味を引き締めているかのよう。
信州に来たらラーメンもあるよ!
そばどころ小諸にもこんな美味しいラーメン店があるとは予想外の嬉しさ。メニューは他につけそばもある。ぜひ、一度ご賞味あれ!
中華そばやまさだ 長野県小諸市本町2丁目3-7 (11:00~15:00 月曜日定休)
店舗リンク
*サービス料金は「来店日時」の内容です。
via 筆者撮影
文と写真 たこにわ