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年400杯食す製麺営業マンおすすめ!本格家系ラーメン「満月家」【大阪ローカルラーメン】

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ラーメンの製麺所の営業職まさです。
全国各地の多種多様なローカルラーメンを食すこと年間400杯。
ローカルラーメンの美味しさを探し求める方にご紹介したいラーメンをお届けします!

目次

【横浜家系ラーメン 満月家】

大阪府東大阪市は、ラグビーの聖地と言われ、1929年に日本初のラグビー専用のスタジアム(花園ラグビー場)が建てられた街。近年は、全国高等学校ラグビーフットボール大会の会場としても使用されており、毎年12月末から翌1月上旬には、全国からラガーマンが集まります。ラグビー場だけではなく、周辺の飲食店に姿を見せ、彼らの食べる量は圧巻です。もちろん今回ご紹介するラーメン店でも、ラガーマンを見かけることが多々あります。

家系ラーメンとは 

1974年創業のラーメン店「吉村家」の代表、吉村実氏によって作り出された豚骨醤油ラーメンです。創業当初、大量の豚骨と濃い味の醤油を混ぜるラーメンは珍しく、工場地帯だったことから、しょっぱい味付けが評判を呼び、知名度は全国区へと広まりました。
その後、吉村家の弟子たちが独立し屋号に「家」が付いていることが多く(杉田家、厚木家等)家系ラーメンと呼ばれるようになりました。

大阪の本格家系ラーメン【満月家】に到着

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花園ラグビー場から車で5分、近鉄けいはんな線吉田駅から徒歩2分の場所にお店があります。11時にオープンし、11時半となれば行列ができていますが、値段がリーズナブルなのでサラリーマンが多めで、回転率はかなり速いです。

キーワードは【カタメ、コイメ、オオメ】

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並び始めて20分ほどで入店することができました。今回は、味玉ラーメン並(850円)をチョイス。
注文の際に、3種類の調節(麺の硬さ・味の濃さ・鶏油の多さ)が可能です。
おすすめは、【カタメ(麺硬め)、コイメ(味濃いめ)、オオメ(油多め)】です。
待ち時間はぜひ、調理場を見てください。麺上げは一般的に、「てぼ」と言われる丸底のざるですが、満月家さんは、平ざるです。麺の水分を均等に切ることができ、麺はもちもち、スープは薄まらないといわれています。
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超まろやか家系ラーメン

10分ほどでラーメン到着。3枚の海苔に、ほうれん草、分厚いチャーシュー、厚く張った鶏油の層、これぞ家系ラーメンと思わされるビジュアルです。一口食べると【超まろやか家系ラーメン】という印象です。家系では、鶏油が表面に浮かんでいるのが一般的ですが、満月家さんも同じく鶏油とスープの層が見えるぐらいのたっぷり感。最初は、鶏油のまろやかさだと思ったのですが、鶏油が少なくなってもまろやかさが続いており、正体は、豚骨ベースのスープと醤油のカエシです。

とろみがあるスープの奥には中毒性のある甘みがあり、その甘みが続くのかと思いきや、武士の刀の様にキレキレな醤油のカエシが甘みと中和し、スープの無限ループに陥ります(笑)。
麺は、家系ラーメンではお馴染みの酒井製麺製。一見さんお断りとの噂が立つほどのこだわっているメーカーで、平打ちのチヂレ麺、少し短めで子どもや女性でも食べやすいのが、特長。モチモチの中加麺でありながら、濃いめのスープと程よくからみ、チヂレ具合が良い感じにスープを弾くので、「スープに負けない麺とはこのことだ」と改めて実感させられます。

酒井製麺の麺=美味しいラーメン屋と思っていいでしょう。
無料のライスですが、まずはスープに浸した海苔を巻いて、ミニおにぎり風に食べてください。海苔の最高のポテンシャルを感じることができ、「お口直し」にもってこいです。

ぜひ東大阪市に立ち寄った際は、お店に立ち寄ってみてはいかかでしょうか。カタメ、コイメ、オオメのキーワードを忘れずに…….。

横浜家系ラーメン満月家

文・写真:まさ

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