濃厚背脂と煮干しペーストのコラボ「一右衛門」【長野ローカルラーメン】

濃厚背脂と煮干しペーストのコラボ「一右衛門」【長野ローカルラーメン】

2022.05.15

長野県在住のラーメンライター、たこにわです。ラーメン食べ歩きは40年以上、北は旭川、東は根室、西は長崎、南は石垣島まで訪麺しています。47都道府県制覇しました。ローカル色があり地味ながら頑張っているお店をみなさんにご紹介していきます。

ビジネス街に突如出現

春爛漫の信州、長野市。
会社も学校も新年度を迎えて新たなスタートをする心ときめく季節。
何か、ときめくようなラーメンがないかなと探していたら、ビジネス街に見つけました。
「背脂ラーメン」ののぼりを!

のぼりには「濃厚スープが絡みつく」の文字も。しかも新潟の燕三条系とは、、、
あのチャッチャ系の背脂スープが食べられるのだろうか。
お店の名前は「お食事処 一右衛門」、そっそく、入店してみた。

背脂と煮干しのコラボに目が行く

メニューをみると、自家製煮干しのペースト使用というラーメンがあるようだ。
但し書きに、「魚特有の臭みもなくスッキリとした味わい」とある。
これは、興味が高まった。
これが決め手で、背脂丸煮干しラーメンを注文した

存在感たっぷりの煮干しペースト

注文後、数分で到着。
まずは、じっくりと丼を観察。
見事に散りばめられた背脂と濃厚そうなスープ。
大きめのチャーシュー、玉ねぎ、もやし、海苔が丼を賑わせている中で、
目を引いたのは真ん中に盛られた黒茶色の「煮干しペースト」。
一瞬、味噌?と思ったくらいだが、色といい、盛られ方といい、存在感が抜群である。

濃厚スープが一瞬にしてスッキリに

スープを飲む前に煮干しペーストをちょっと舐めてみる。
なるほど、ちょっと酸味とざらっとした食感が味わえた。
魚特有の臭みはまったくなく、ラーメンスープ以外でもコラボができそうなペーストだ。

このペーストを溶かしてスープを飲んでみた。
「濃厚なスープが一瞬にしてさっぱりして、その味わいが絶妙だ」が最初の感想。
無化調スープであるがゆえに、動物系のダシの味を殺さない。
しかも魚介系を合わせたスープだから、このペーストで更なるコクを感じる。
煮干しペーストは、とてもいい工夫だと思った。

店主にお聞きすると、「煮干し、鰹節、ニンニク、生姜などをすり潰してペースト状にした」とのこと。
魚特有の臭みはニンニクや生姜で消しているのだろう。
煮干しペーストを使うのは背脂系の新ジャンルになるのではないだろうか。

食べ応えありの太縮れ麺

スープを味わったところで、いよいよ麺に行く。
いやはや、凄いしっかりした麺だ!
もっちりして弾力性に富む。仄かに小麦の香りもあり、濃厚背脂スープに負けない太麺。
これは、食べ応えがあった。

燕三条系の背脂ラーメンが長野でも食べられる!

長野県では数少ない背脂チャッチャ系。
本場、新潟・燕三条のラーメンを筆者は食べに行ったことがあるが、それが長野でも食べられるとあれば嬉しいこと。
昨年の9月にオープンして間もないお店である。
場所は、長野県庁の南側、オフィス街のど真ん中。
ランチタイムはビジネスマンの胃袋を満足させてくれるお店になること間違いなしだろう。

店舗情報
お食事処 一右衛門
住所:長野県長野市中御所岡田町3−2
TEL: 070-1063-5336(取材時点での情報)
営業時間:11時30分~14時00分, 18時00分~21時00分 (土曜日は昼のみ、日曜日定休)

文・写真:たこにわ
*店舗情報・メニュー内容は取材時点の内容でございます。