朝ごはんで毎日パンを食べている人は多い。なんでも載せたり塗ったりできるのがパンのいいところだが、バターや市販のスプレッドでは少しマンネリ……でも気の利いたディップを作るのは手間……。そんな方には、福島のあま〜いご当地パン「クリームボックス」を簡単に作ってしまおう。
クリームボックスとは
クリームボックスは福島県郡山市が発祥のご当地パン。1976年に郡山市内のパン屋から誕生したとされ、現在では数多くのパン屋、スーパーで取り扱われている。甘くて分厚く価格も100円前後と、学生のお腹を満たすにはもってこいのパンだ。
クリームボックスは4枚切りほどの分厚い食パンに、ミルクの風味が効いたクリームが乗っている。場合によってはトッピングがされていたり、微妙に風味が違うこともあるが、パンにミルク味のクリームという基本の構造は同じだ。冬はみかん、春はいちごなど、季節ごとにアレンジを加えることもあるらしい。
シンプルでありながら、他県はおろか福島県内の別地域にはあまり流通しておらず、まさに郡山市のローカルフードと言えるだろう。
練乳とも、ミルクジャムとも、、生クリームともとれない不思議なクリームの味。今回は、レンジだけでできる作り方を紹介しよう。
クリームボックスを作ってみよう
レシピ
材料(1枚分)
食パン 1枚(6枚切りか4枚切り)
牛乳 50cc
砂糖 小さじ1
コーンスターチ 4g
練乳 10g
バターかマーガリン 3g
作り方
- 耐熱ボウルで、牛乳と練乳を混ぜる。
- ボウルに砂糖とコーンスターチを加え、ダマにならないように混ぜる。
- レンジで50秒温め、混ぜる。これを繰り返し、もったりクリーム状になったらバターを加えて混ぜる。
- クリームが温かいうちに食パンに塗り、冷ます。好みで、軽くトーストする。
実食
一口食べるとひろがるミルクの香り……バターの風味の濃いミルクジャムみたい。甘いけれどくどくなくて、ぺろりといけてしまうはずだ。バターを入れる工程で、レモン汁を数滴入れると、爽やかなレモンミルクボックスになる。アレンジが簡単なので、イチゴを入れたり、ココアを入れても美味しそうだ。練乳を常備し、ミルクボックス・ライフを楽しもう。