主婦必見!残り物アレンジ!専門店が教えるさんが焼きおすすめレシピを紹介

主婦必見!残り物アレンジ!専門店が教えるさんが焼きおすすめレシピを紹介

2021.10.23

千葉県房総半島の郷土料理として親しまれている、さんが焼き。漁師がとれたての魚を使って船の上で料理したものが「なめろう」。それに火を通したものがさんが焼きです。焼きたてがおいしいので、お弁当などの作り置きには不向きでしたが、試行錯誤を重ねておいしいさんが焼きを作り、全国へ届けている有限会社青倉商店。日本初のさんが焼き専門店「伏姫(ふせひめ)さんが焼」も経営する青木則文社長に、家庭でもおいしく作れるさんが焼きの作り方を教えてもらいました。

化学調味料、合成保存料・合成着色料無添加。身体に優しくておいしいさんが焼きができるまで

青木社長「昔は、さんが焼きのことを三辛(さんがら)焼きって呼んでいました。三つの薬味のことを言うんですね。これは必ずさんが焼きに入っているんですよ。ショウガ、ネギ、殺菌作用のあるオオバ(シソ)。この三つのことを房州(ぼうしゅう)弁で“さんがら”と言うんです」

できたてのさんが焼きはおいしいけれど、持ち帰ると硬くなったり、パサパサになったり、魚の油臭さが出たりしてしまうことが原因で、ほとんど地元でしか食されていなかったそうです。「何とかさんが焼きを他地域へと持ち出すため、20年前に商品開発を始めました」と青木社長。

卵やヤマトイモを加えて商品化したときの価格は、1枚100円以下。百貨店で販売したときに、お客さんが原材料を気にしていることを知り、合成保存料や合成着色料、化学調味料を抜こうと決めました。試行錯誤して出来上がったさんが焼きの価格は、3倍に跳ね上がりました。茶色で地味な色のさんが焼きに彩を添えてくれたのが、オオバです。通常火を通すとオオバも茶色くなってしまいますが、青倉商店のさんが焼きは、鮮やかな色を保っているのが特徴です。

伏姫さんが焼店の伏姫定食
伏姫定食には、地魚フライ、伏姫さんが焼、なめろう、クジラの竜田揚げなどが付いている。復興支援価格 1,650円(税込)

青木社長「ものは腐るし、それが普通の本来の食べものであって、腐らないものを食べているということが体にどれだけ害なのかもうちょっとわからないといけない。水より安い醤油があったら、おかしいと思わないと。味がそんなに変わらないから安い方を買うという時代はおっかない。適正なものを適正に買うことによって自分の健康も考えられるし、それを作った人たちの思いがちゃんとそのなかに金額としてある。食べものに関しては毎日体に入れるものだから、外見よりも食育に対してもう少し考えてお金をかけてほしい」

食の安全と地産地消を目指した青木社長の食品作りは、アレルギーの子どもたちも食べられて、見た目もかわいい魚形のさんが焼きにも姿を変えました。

魚形のさんが焼き
提供:伏姫さんが焼

キンメダイやクジラのさんが焼き!? 伏姫さんが焼のさんが焼きは種類が豊富

伏姫さんが焼で出しているさんが焼きのメニューを見てみると、定番のアジやイワシ以外にキンメダイやクジラなどを含めて13種類の魚が名を連ねています。

アジのさんが焼き
伏姫さんが焼のアジのさんが焼きは、自分で混ぜて目の前の鉄板で焼いて食べることができる。提供:伏姫さんが焼

青木社長「前は魚ごとに合わせて調味料を配合していたんですよ。そうすると魚本来の味が分からなくなっちゃうんです。魚の味を楽しむんだったら、味(調味料)は全部一緒。あとは魚が調味料だよっていう。そういうことでキンメダイっておいしいね、イセエビだとこうなるんだ、というように魚の味を楽しめるようになっているんです」

10種類の野菜とヒジキ、コブだしなどが入ったさんが焼きのおいしい食べ方は、よく混ぜて粘りと旨味を出すこと。表面に軽く焦げ目が出るくらい焼きます。店内はお好み焼き屋さんのようにテーブルに鉄板があるので、自分で焼きながらいろいろな魚のさんが焼きを楽しむことができます。

次のページでは、青木社長に教わった家庭でできるさんが焼きの作り方を紹介します。

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