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東京のおいしいローカル麺料理「中国宮廷麺 なにや」

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なにや・中国麺

目次

東京のおいしいローカル「中国宮廷麺」

小平市の西武多摩湖線「一橋学園駅」から徒歩5分ほどの住宅街にある「中国宮廷麺 なにや」は、700年前に中国の宮廷で食べられていた「翡翠麺」を提供する店だ。

麺のメニューは全て同店オリジナルの「翡翠麺」を使用。「翡翠麺」は、明・清時代に、中国紫禁城で歴代の皇帝が食したといわれており、映画「ラストエンペラー」で知られている溥儀も食べていた麺なのだそう。

 

なにや・店内

いわゆる“ラーメン屋”ではなく、『麺料理専門店』であり、むしろ“ラーメン”という言葉は禁句だったような……。

今回、取材を申し込む際、「うちは“ラーメン屋”じゃないから取材はお断りだよ」と、一蹴されてしまうのでは?と心配したが、思いの外快くよく取材をOKしてくれた。

見た目は「ラーメン」しかし「宮廷麺」なのである

古文書により、「宮廷麺」を再現した「翡翠麺」は、かんすいや保存料は不使用。独自の配合でほうれん草を練り込み、手打ちで製麺している。

スープには、東京江戸野菜を始め、小平産の無農薬野菜を使用。その他に昆布や煮干しなども加え丁寧に出汁を取っている。
同店は「東京江戸野菜店」に加盟しており、1食あたり120g以上の野菜を使用しているメニューを提供。毎年12月30日だけ登場する「五色麺」は、小平産のブルーベリーや野菜を練り込むなど、地元の食材を使用したユニークな麺も味わえる。

なにや・中国麺

今回は同店のスタンダードメニューである「中国麺」(850円)をオーダー。注意書きに「ラーメンの味とは異なります」と書いてあるとおり、材料や見た目は似ているものの、「中国宮廷麺」はラーメンとは少し違う。

なにや・翡翠麺

柔らかな甘みとコクがあるスープが中細ちぢれの翡翠麺によく絡み、身体に沁み入るような旨みが口いっぱいに広がる。

自家製のチャーシューも、脂身と肉のバランスがよく柔らか。しかも、2枚入っているのが嬉しい。

特許を取った「手打ち三色大餃子」も必食の美味しさ

なにや・餃子

そして、麺料理の次に人気なのが「手打ち三色大餃子」。別名「唐彩餃子」といい、特許を取得しているそう。

キャベツなどの野菜と肉を混ぜ合わせた餡をモチモチした皮にたっぷり包んで焼き上げている。

なにや・餃子の餡

焼き立てをかぶりつくと、モチッとした皮からスープが飛び出してくるヤケド注意な一品。

食べすすめる度に、皮の味が変化するのも楽しい。

店名の由来がユニーク!?

元々精肉店や焼肉店などを営んでいた店主の村松さんは、次に飲食店を出店する際、お店の名前を「なにやにしようかな~?なにやにしようかな~? そうだ、“なにや”にしよう」と決めたそう。 

ものすごく料理にこだわっているのに、店名はアッサリ決定。そんな思い切りの良さも、店主の持ち味なのだ。

なにや・店主

「中国宮廷麺」へのこだわりは強いが、気さくで多趣味な店主との会話も面白い。

特にベンツが好きな人にお勧め。 ごちそうさまでした!

中国宮廷麺 なにや

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