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大人は入場禁止!?岐阜に出現する「こどもの街」が凄すぎる

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「えっ、小学生が選挙をして、税金を納めるの……?」そんな驚きの光景が、岐阜県で現実になろうとしています。2026年2月1日、ドリームシアター岐阜で開催される「第16回ぎふマーブルタウン2026春」。そこは、大人の指示が一切届かない、子どもたちだけの自律した世界。なんと参加者の7割以上が「起業」に挑戦するという、この熱狂の正体とは?未来を生き抜く力を育む、21世紀型教育の最前線に迫ります。


大人は立ち入り禁止!「正解を教えない」からこそ育つ自律性

「第16回ぎふマーブルタウン」の最大の特徴は、保護者が入場できないというルールにあります。普段、家や学校で「ああしなさい」「こうしなさい」と指示されがちな子どもたち。彼らが親元を離れ、自分の頭で考え、行動し、時には失敗する。そんな「自由」こそが、失われがちな子どもの自己肯定感や自律性を呼び覚ます鍵となっています。

働いて、納税して、リーダーを選ぶ。「社会の仕組み」を遊び尽くす

会場内では、架空通貨「マーブル」が流通しています。子どもたちは銀行、放送局、警察など様々な職業を選んで働き、給料を稼ぎます。さらに驚くべきは、給料の10%を「税金」として納める仕組み。集まった税金の使い道を決めるリーダーを自分たちで選挙して選ぶなど、まさに社会の縮図を遊びながら体験できるのです。

驚異の起業率75%!自作の映画館まで誕生する創造力の爆発

ここでは、既成の職業に就くだけでなく、自分で商品やサービスを生み出す「起業」も自由。過去の開催では、555名もの子どもたちが起業に挑戦した例もあります。自作の映像を編集して「映画館」を作ったり、関連グッズを販売したりと、大人の想像を遥かに超えるアイデアが次々と形になっています。「何をしていいかわからない」と言っていた子が、伴走するスタッフの見守りの中で、水を得た魚のように動き出す姿は感動的です。

100年先を見据えた教育。目指すは「生き抜く力」の獲得

主催の一般社団法人Nancyは、発明王エジソンの母ナンシーから名付けられました。どんな失敗も「成功のデータ」と捉え、信じて伴走する。2016年のスタートから累計7618名が参加し、経済産業省のキャリア教育アワードも受賞したこのプロジェクト。岐阜から始まる「こどものまち」が、教育の常識を塗り替えようとしています。

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