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働き方は生き方だ! ワーケーションは、働き方を見つめ直すためのウェルビーイングな手段だ!【ローカル×ワーケーション㉑】

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【ソトコト×日本ワーケーション協会連載】ソトコトと日本ワーケーション協会がコラボして、各分野、各地域で活躍するワーケーション推進者をゲストに迎えて、毎回対談。ワーケーションにおける現在地や未来の展望を語ります。
第7回目(中編)。前回の第7回目(前編)に続いて、今回は中編。引き続き、一般社団法人日本ワーケーション協会代表理事の入江真太郎さん、理事の仲野司さん、古地優菜さん、監事の立道勲さんに、ワーケーションの現在地とこれからについてお聞きしました。(中編)

ワーケーションの始まりはアメリカのIT企業から…最初のコンセプトは「働きながら休め」

ソトコト そもそも「ワーケーション」って、どこから来た言葉なんでしょうか?

入江 アメリカのIT企業から始まったと言われています。社員の年次有給休暇の取得率が低く、企業が「じゃあ働きながら、休もうよ」という、逆転の発想で始めたのがきっかけだったそうです。

ソトコト 今の協会が推進するワーケーションとは、ある意味、真逆の考えから生まれたんですね!

古地 本当にそのとおりですね(笑)。あと、ノートパソコンとインターネットの普及も大きかったようです。ホテルやリゾート地も、ワーケーションに対応できるようにビジネスセンターを整え始めたとか。

ソトコト なるほど。日本ではどうだったんですか? 急に出てきた印象がありますけど…。

入江 制度的なアプローチとしては、和歌山県が2017年に「おためしサテライトオフィス」事業を活用して、取り組んだのが、日本ではワーケーションの始まりだと言われています。長野県もその頃からワーケーションの取り組みを始めていますね。

仲野 自治体から企業やフリーランスに徐々に広がっていった、という流れですよね。自治体の制度として始まり、徐々に文化として根付いていったような感覚です。

アメリカから始まったワーケーションの流れは、
今や世界中に広がる。
ワーケーションを通じて、
日本の地域にも世界中から人が集まっている。

全国各地に広がる、協会公認のワーケーションコンシェルジュの和!

ソトコト そうした中で2020年のコロナ禍が、ワーケーションの決定的な転機になったのですね。

立道 「会社に来ないで、家で仕事をしてください!」って社会的に大号令がかかりましたよね! 実際に全国平均のテレワーク実施率、2019年は10〜20%だったのが、2020年には47%近くまで上がっています。

入江 でもその変化って、半強制的だったんですよね! 生き方や働き方として選べるのではなく、とにかく会社に出社しないでください…という状況。いきなり在宅勤務に切り替えられても、「そんな事を急に言われても、家に早いWi-Fi入れていない…」「子供も家にいるのに、どうやって仕事したらいいの⁉」と…本当にそのとおりで…。

仲野 だから、「自宅でも会社でもない、第3の場所」を求める人たちや、気分転換や集中力維持のために自然とワーケーション的な働き方を実践する人たちが現れたのだと思います。

古地 日本ワーケーション協会では、「場所を変えて、豊かに暮らし、働くライフスタイル」を一緒に推進していく人たちを「公認ワーケーションコンシェルジュ」として認定しています。その中には、「仕事場を自宅のベランダに変えたら、気分が変わった」という人も!

ソトコト コロナ禍以降、視点を変えて働きたいと思った人たちが、自然とワーケーションに移行したのですね!

2021年5月にスタートした
協会の公認ワーケーションコンシェルジュ制度。
現在は80名以上が認定。

立道 一方で、ワーケーションを「ただ場所を変えただけのテレワーク」と誤解していたり、労務や費用、管理の問題で導入を断念したりする企業も多かったですよね。今ではワーケーションの本質を理解して、自社の人材育成の一環として研修や開発合宿といった形で取り入れている企業も増えました。しかし、ライフスタイルとして浸透していくには、まだまだ課題が山積みです。

人生を豊かにデザインしていく上で、ワーケーションはなくてはならないモノ!

ソトコト 現在、オフィス回帰の動きも出てきています。「ワーケーションって一過性のブームだったのでは?」という声もありますが…。

仲野 それは、コロナ禍での急激な普及への反動だと思います。働いている人の多数が、いきなり強制的に働く場所を変えさせられましたから!

入江 そうです。でも、オフィス勤務とリモートワークの両方を経験したことで、「どちらも良し悪しがある」ってことを、皆んな肌で理解できた。

古地 だからこそ、現在は「制度に従う」働き方でなく、自分たちに合った働き方に「選び直す」フェーズにあると思います。

入江 まさにワーケーションは、働き方を選び直すための手段でもあります。働く環境を変えることで、新しい気づきや交流、新しい共創、新しい価値に触れ、改めて捉え直す…それこそが働き方=生き方。人生を豊かにデザインしていく上で、すごく大切なウェルビーイングな視点だと思います。(後編に続く)

前編
ワーケーションという働き方改革を起こした、日本ワーケーション協会! その設立メンバーが語る【ローカル×ワーケーション⑳】

後編
協会のこれからの役割は、「人」が日本のいろんな「場所」で最高の人生を見つけることをサポート!【ローカル×ワーケーション㉒】

同じ場所にいても過ごし方は千差万別。
それぞれが自分の働き方を
選び直す時代の転換期。

【入江真太郎 プロフィール】
一般社団法人日本ワーケーション協会代表理事。長崎県生まれ。阪急交通社等を経て、2020年7月に同協会を設立。公私合わせて全国を飛び回り、新たな働き方、生き方を提案している。

【仲野司 プロフィール】
一般社団法人日本ワーケーション協会理事。入江氏と共に同協会を立ち上げ、主に組織運営や自治体連携の推進に尽力。札幌を中心に地域活性化に尽力する。

【古地優菜プロフィール】
奈良県出身、長崎県諫早市在住。転勤族の妻で2児の母。転勤に左右されないキャリアを築くため、フリーライターとして独立。まちづくりや地域活性化の活動にも参加。ワーケーション及び親子ワーケーション、デュアルスクール等を全国に普及させるために各地で活動。

【立道 勲プロフィール】
兵庫県生まれ。2015年慶應義塾大学卒業後、富士通(株)入社。約2年間営業職に従事した後、2016年ファンカンパニー(株)設立。日本の各地域におけるインバウンド事業、PR、マーケティング事業に従事。

【一般社団法人日本ワーケーション協会 プロフィール】
ワーケーションを通した「多様性が許容される社会実現」を目指し2020年7月に発足。300を超える会員(自治体・企業・個人)とともに、様々な取り組みを行っている。

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