阿佐ヶ谷・高円寺プロジェクト(以下AKP)が、2022年6月14日に国土交通省「第1回まちづくりアワード (実績部門)」で特別賞を受賞しました。まちづくりアワードとは、国土交通省が特に優れたまちづくりの取り組みや計画を表彰するものです。
今回の受賞では、社員によるプロジェクトチームで継続的な運営体制を構築していること、子ども向け・子育て世代向けのイベントや文化系イベントを多く開催するなど、公共的な屋外空間の利活用事例として、公益性、継続性を高く評価されています。
線路で隔てられたまちをつなぎ、人の流れを増やし、周辺のまちとつなげていく、そんなまちとの共生の姿を思い描いているプロジェクトです。
■まちづくりアワードの概要はこちら
https://www.mlit.go.jp/machizukuri_gekkan/pdf/2022.zisseki2.pdf
■受賞の裏話をジェイアール東日本都市開発の“くらしづくり・まちづくり”を発信するウェブサイト「くらまちラボ」で公開中
https://www.jrtk.jp/kuramachi_lab/detail_00045/
1. 阿佐ヶ谷・高円寺プロジェクト(AKP)について
イベントの主催や地域に縁のある方々に場を開く「高架下空き倉庫」の貸し出しなど、様々な企画で地域の更なる魅力向上に貢献しています。
2. みんなの“やってみたい”が実現する高架下空き倉庫の利用について
■高架下空き倉庫とは?
東京都杉並区、高円寺駅~阿佐ケ谷駅間の高架下にある元は倉庫だったスペースです。
■高架下空き倉庫で、なにかやってみませんか!
お店、ワークショップ、お披露目の場、大きな音や火に気を付ければ色んな使い方ができます。とはいえ、「どう進めたらよいか分からない」という方がいれば、サポートもしてもらえるので、気軽に問い合わせてみましょう。
みなさんの「やってみたい」を相談してみてください。高架下空き倉庫の貸出についてはホームページから確認できます。
ホームページはこちら:https://www.jrtk.jp/koukashita-akisoko/
3. 地域の方々からのコメント
2017年初期からの伴走者 株式会社エヌキューテンゴ/齊藤志野歩さん
AKPは部署横断チーム。同じ課題にそれぞれの立場から関わり、まずはどんどんやってみる!というようなカルチャーが、ご一緒していて楽しいです。場づくりも、まちづくりも、「誰かに来て欲しい・使って欲しい・楽しんで欲しい」と思うなら、推進するチーム自体がいいチームになることが先決だと、改めて思います 。
マーケット開催・高架下空き倉庫ロゴのデザイナー/HACOBE(ハコベ)さん
地域の人たちの笑顔、そこから広がる何か? 行き着いたのが「高架下ガレージマーケット」の開催でした。ロゴマークの制作では、イベントを思い出しながら、高架下で楽しむ人たちを丸で表現。マークの丸が、イベントと共にどんどん増える事を願っています。8メートルもの高い天井を活かして何かできないか、いつも考えています。イベントを見て私も何かやりたい、いつも何かが開催されているね、ここに来ると必ず誰かに会えるね、そして「集合場所は、高架下空き倉庫」。そんな街の中心に育っていきますように。
アート展開催 NPO法人チューニング・フォー・ザ・フューチャー/手塚佳代子さん
高架下の不思議な空間「高架下空き倉庫」の地域コラボレーションが評価され、私達にとっても励みになりました。名前の響きが気になって、屋外アート展「BATA ART EXHIBITION」を初めて屋内開催。約150球のスタードー ム灯籠が煌めく様子を多くの方に楽しんでいただけました。天候や日没に左右されずに実行できるのは重要なポイント。「高架下」にある「空き倉庫」の可能性は広がるばかりですね。