アメリカ・NY「YUJI RAMEN」に続く第21弾として、8月29日(火)~9月18日(月)まで、福岡・博多「ふくちゃんラーメン」が出店します。
●ふくちゃんラーメンの歴史
店は繁盛し、多くの常連客で賑わいましたが、昭和54年、福吉氏は病気にかかり、店を締めざるを得なくなりました。その際、白羽の矢が立ったのは、妻・千恵子さんの妹のご主人である榊 順伸氏。ラーメン作りの経験が無かった順伸氏は、独学でラーメン作りを学び、ふくちゃんラーメンを引き継ぐこととなりました。
「自分に代わったから味が落ちたとは言われたくなかった」という想いで励み、徐々に新たな常連さんが付くようになって行きました。その後、ふくちゃんラーメンの評判は「博多ラーメンの新興勢力」として口コミで広がり、長いときには1時間半もの待ち時間が出来る大繁盛店になりました。
新横浜ラーメン博物館が開業した1994年のことです。電車も通らない不便な場所ということで、移転直後こそお客の数が減ったものの、移転を知った以前の常連さんが次々と押し寄せてきたことでまた行列が出来るようになりました。
2003年1月、順伸氏が突如倒れたことから、長男・伸一郎氏へと世代交代。父親の定位置に伸一郎氏が立ち始めて今年で20年の月日が経ちましたが、変わらぬその味を求め、連日常連さんで賑わっています。
●新横浜ラーメン博物館への出店
2003年頃、再度アプローチをかけた際、順伸氏ご夫婦には興味を持っていただけたのですが、代替わりしたばかりの本店も忙しく、人を出す余裕がないという理由から話は進んでいきませんでした。
その後、次女(伸一郎氏の姉)の伸江氏がラー博店の店長として新横浜に行く事に決まり、2004年8月、ラー博10周年の年に、念願のふくちゃんラーメンがオープンすることとなったのです。
今回の「あの銘店をもう一度」の出店においても、3週間の期間内、伸江氏が陣頭指揮を取られます。
●「ふくちゃんラーメン」のラーメン
・スープ
タレは「濃い口醤油」と「うま口醤油」をブレンドし、和風素材や数10種類の香辛料を加えたもの。一般的な博多ラーメンと比べると醤油感を強く感じるのですが、ブレンドされた濃厚なスープがその醤油感をマスキングし、なんとも言えぬ絶妙な風味と味わいを醸し出します。
・麺
・ニンニククラッシャーの先駆者
あらかじめ擦ったニンニクでは風味がよくなく、フレッシュなものを食べてもらいたいという想いから、当時流通していなかったクラッシャーを探し、スイス製のレモン絞り機を見つけて使い始めたのです。
https://note.com/ramenmuseum/n/nd415e7e0c215
過去のニュースリリースはこちら
https://www.raumen.co.jp/information/release/