福岡・博多「ふくちゃんラーメン」に続く第22弾として、2023年9月19日(火)~10月2日(月)まで、福岡「魁龍 博多本店」が出店します。
●「魁龍 博多本店」の歴史
とんこつラーメンの発祥は福岡県久留米市。昭和12年に創業した南京千両が始まりとされ、昭和22年に創業した「三九」が偶然の失敗から、今のように白濁したとんこつラーメンを生み出し、鹿児島を除く九州全域に広がっていきました。
その後、久留米では「清陽軒」、「幸陽軒」が台頭し、「清陽軒」創業者・飯田耕作氏の義弟にあたる香月昇氏は「清陽軒」で腕を磨き、当館にも出店した「大砲ラーメン」を昭和29年に創業。
一方、昭和27年創業の「幸陽軒」の立ち上げに携わり、味を作り上げたのが、「魁龍」店主・森山 日出一氏の父親にあたる森山 定男氏。定男氏は友人とともに「幸陽軒」を創業。定男氏が味づくりを担当しました。
その後、昭和29年に久留米市六ツ門町に「珍宝軒」という屋台を開きます。その父の味を受け継ぎ、久留米ラーメンの源流となるとんこつ一本やりの味で平成4年4月6日に小倉で開業したのが「魁龍」です。
●父の遺志を受け継ぐ、「魁龍」店主
しかし、幼いころから食べてきた久留米ラーメンが忘れられず、それまで築き上げた全てのキャリアを捨て、自ら父親の味の復活を決意し、平成4年、小倉に「魁龍」をオープン。「頑固と呼ばれても構わない」と頑なに久留米の味、父親の味を守り通すという覚悟で始められました。
しかし、父親のラーメンのみならず、久留米のラーメンはよく食べていたものの、ラーメン作りの経験はなかったため、父親の伝手で紹介された久留米のラーメン店で、久留米ラーメンの基礎を学びました。そこからは独学で、父親の味、自分が好きな久留米ラーメンの味を追求し、その結果、どんどん濃厚な味になっていったのです。
●迷いなし!ひたすら濃厚直球勝負!久留米生まれの“どトンコツ”
●「魁龍 博多本店」のラーメン
大釜で作るものの、徹底的に煮詰めるため、ひと釜で仕上がるスープは多くても50杯分です。そして、出店期間とその前後の期間は博多本店を閉め、本店で作ったスープをラー博まで送り込んでいただきます。そのため、2週間分が限度なのです。
・スープ
スープに使用するのは豚の頭と背脂だけ。昔ながらの鉄の大釜で、豚頭を焦がさないようつきっきりで24時間、ひたすら煮詰めます。徹底的に煮詰めるため、ひと釜で仕上がるスープは多くても50杯分です。
「魁龍」の濃厚スープのもうひとつの秘密は、創業以来注ぎ足し続けてきた呼び戻し方式。漬物の「糠床」の原理と同じように、完成したスープをベースに、豚頭と水を加え、新しいスープの仕込みを行います。こうすることで、熟成されたスープと若いスープが絶妙なバランスを醸し出し、こってりと濃厚ながらも豚骨本来の旨みが生きた、マイルドな口当たりのトンコツスープが出来上がります。
麺はスープとのバランスを考えて、2日間寝かせた低加水で中細のストレート麺を使用。大将おすすめの「ずんだれ(やわらかく茹でた麺)」で味わうのがツウの食べ方です。
具は、久留米の昔ながらのスタイルを踏襲し、チャーシュー、メンマ、青ねぎと至ってシンプル。
https://note.com/ramenmuseum/n/nc8785dac895d
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https://www.raumen.co.jp/information/release/