昨今注目を集めている昆虫食の中でも特に目にする機会が増えてきたコオロギフード。2017年からコオロギフードを販売するMNH(東京都調布市)は、食べながら楽しく学べる体験型コオロギフード商品として、新たに「未来コオロギラボ」シリーズを立ち上げ、第一弾として7月12日から「コオロギ食べくらべキット」と「たこ焼き作りキット」を発売します。
MNHの菓子ブランド「コンフェクショナリー・コオロギ」
2013年、国際連合食糧農業機関(FAO)が世界的な人口増による食料不足を解決する方法として昆虫の食用利用の可能性について言及したことをきっかけに、世界的に昆虫食の研究が活発になりました。
MNHでは2016年から昆虫食についての研究を始め、昆虫の中でも加工しやすく食べやすいコオロギを使った菓子ブランド「コンフェクショナリー・コオロギ」を2017年に立ち上げ、おつまみを中心とした商品を販売しています。
SDGsの注目で昆虫食への関心も急上昇
2015年に発表されたSDGsが特に注目を集めるようになった昨年あたりから、大手小売店や食品メーカーでも昆虫食を発売するなど、地球に優しい次世代のタンパク源として昆虫食が広く認識されるようになりました。
今回新たに発売する「未来コオロギラボ」シリーズは、未来を担う若者世代にSDGsや環境問題を身近に感じ、昆虫食の魅力に触れてもらおうと企画したもの。
「コオロギ食べくらべキット」と「コオロギたこやき作りキット」
昆虫食レベル「★★★上級者」の「コオロギ食べくらべキット」には、産地や品種などが違うコオロギ3種類と味付けのシーズニング3種類をセットにして、コオロギ自体の味の違いを食べ比べし、味付けとの相性も楽むことができます。
昆虫食レベル「★★中級者」の「コオロギたこやき作りキット」には、たこやきの素と丸ごとのコオロギに加え、うま味が多く含まれているコオロギの粉末をセットにすることで、どれだけのうま味があるかどうかを確かめることができるようになっています。
さらに両セットともに食べた感想や昆虫食・環境問題について調べたり考えたりしたことをまとめるシートも付属して、夏休みの自由研究として利用できる商品となっています。
「”M“inna-de・”N“ihon-wo・”H“appy-ni(みんなで日本をハッピーに)!」の頭文字が社名の由来だというMNH。商品企画・製造販売を通じて社会の課題を解決する仕組みを内包するビジネスモデルを展開し、コオロギフードのほかにもコミュニケーションが生まれるような楽しいスナックを販売しています。
7月15日まで、「あつまれ!未来の研究者」と題し、未来の研究者である学生を対象としたモニター募集も企画されています。仲間や家族と楽しみながら未来の食や環境を考えるきっかけを提供してくれる「未来コオロギラボ」シリーズ。大人の自由研究としても試してみてはいかがでしょうか。
■MNH コオロギフードブランド 「コンフェクショナリー・コオロギ」