僕がいま住んでいる長野県の御代田町面替(オモガエ)区には、「元井戸」と呼ばれる地名がある。
この前、「元井戸」と呼ばれるほうへ歩いていったんだ。
雉(きじ)がいて、ススキが揺れて、赤トンボが飛んでいる、素敵なところ。
ふと耳を澄ませると、水の音がする。
奥のほうを見てみると、なんと、小さな湧き水が湧いていた!!
お〜!!だから、「元・井戸」なのね!!
おそらく、山から湧いている水なのだろう…。
手で触れてみると、思った以上に冷たくて、気持ちが良い。
昔は、ここで野菜とか洗っていたんだろうな〜と思いながら、ぼーっとしていると、その近くに、小さな社(やしろ)があった。
この小さな社(やしろ)のことを、何ていうか知ってる?
祠(ほこら)って、言うんだって…。
HOKORA.
誇らしいよね。笑
だって、人間の命の源である、水が出るところを、大切に、未来へつなげていくメッセージとして、きっと、昔の人たちが小さな「祠(ほこら)」をここに建てたんだろうね。
素敵だよね。
物語を感じるね。
それで、今日のテーマは、「祠(HOKORA)と社(YASHIRO)」
社の語源は、「土地の神」。
その土地の神のまわりに集まった人たち=結(ゆい)の意味もある。
「神社」って、そういうことなんだね。
地域に暮らすときに大切なことは、社(YASHIRO)。
この社を大切に、コミュニティを大切に、日々真摯に、謙虚に、地域と暮らしていく。