いつもは山形県内の話を書いているのですが、今回は県外が舞台です!
私の趣味のひとつに、「旅をすること」があります。この趣味も生かしつつ、今後は番外編という形で、県外での出来事や私から見た県外という視点からの記事も書ければなと思っていますので、よければお付き合いください。
では始めますね!
武田鉄平という画家
皆さんは、山形県出身の武田鉄平さんという画家をご存じですか?
……ご存じない?それはもったいない!
様々な事情で作品の画像はあげられませんので、すぐに調べてみてください! 作品が何点かすぐに出るはずです。ただ残念ながら、この武田さんの作品は調べただけではその良さが100パーセントは伝わらないんです……。その理由を書いていきますね!
描くことを描く
調べると特徴的な人の顔の作品や花の作品が出てくると思います。どういう風に描いているかがその絵の具の筆致によってわかり、「絵の具の塗り重ねがあって凹凸が感じられる」といった感想が出てくると思います。
でもそう思ったあなた! それは違うんです!
ここからが武田さんの作品の肝なのですが、リアルで作品を観て上のような感想が出てきたら、皆さん、横から作品を観て、どれだけその作品が塗り重ねられているかを見ると思います。
驚くなかれ。ツルっとしているんです。ツルっと。そうなんですフラットなんです。画面が。「塗り重ねがあるように描かれている」んです。
これは作品集や画面で観ているだけではわからない凄さなので、ぜひ……というか必ず機会があれば生で作品を鑑賞してください!
アプリからの通知がきっかけで……
ある日、スマホに通知が来ました。あまり使っていなかったアプリからの通知だったので、無視しようと思い画面に目をやると「武田鉄平」という文字が。
あれ? 「武田鉄平」ってあの画家の武田鉄平さんなのかな?と半信半疑で内容を読むと、11月某日に東京でサイン会を行うとのこと……。
行かねば。
その時、お金はどうする?とか予定はある? とかは吹き飛んでいました。秒でサイン会のチケットを申し込んでいました。
ひさびさの東京
さて、ひさびさの東京です。ワクワクしながら、最近新しくなった山形新幹線に乗り込み東京へ向かいました。
東京駅に降り立った感想としては「人多いな。てか、数年前はこんなに外国の方がいなかっただろ」というものでした。近年は円安ドル高なのでニュースなどでインバウンドが増えているとは聞いてきたけれど、ここまでのレベルだったとは……。少し面食らいながら、まずはホテルへ、その後に会場へ向かいました。
初めてのブティック
会場はブティックでした。私はあまり高級なお店に行ったことがなかったため、まずどんな服を着ればいいんだ問題が山形を発つ前に発生しました。これか? それともこれか? という謎な自分自身との格闘が始まり、もうめんどくさくなってしまって普段着で参加しました。
そして会場へ着いたのですが、そこには意外と20、30歳代の人しかいなかったのに、そこにいる人たちの服装がオシャレでかつ、服装で悩んだためか緊張してしまいました。
いよいよサイン会
時間になり、会場に列が作られました。私の心臓はバックバク。並んでいる方々からオシャレがダダもれていて、普段着で来た私は恥ずかしくなり、このようなサイン会は初めてだったのでますますド緊張。
淡々とサイン会は進んでいました。手続きを経て、私の番に。皆さん無言で何も言っていなかったのですが、何か言いたいなと思ってしまい口に出たことばは「山形から来ました。」でした。
言ってしまってから、「あゝだから何なのだ?」とかいろいろなことが頭の中に去来しました。そんな感じで後悔していると、武田さんは「驚きです! 驚きました。」とおっしゃってくださってとても嬉しくなりました。
次の人もいらっしゃったので、それだけでしたが、好きな画家さんに間近でお会いできてよかったですし、サインをいただいた作品集も素敵なもので、とても良かったです。
実は……
翌日、帰宅したのですが、なんとまあ今度は山形でサイン会があることを知りました。早速応募しているので、今度もどんな感じかをお伝えできればと思います。
このようなかたちで、新しい企画として、番外編をやってみました。諸事情で写真が撮れなかったので相対的に文字情報が多くなってしまいましたが、お付き合いいただき、ありがとうございました。