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ソトコトペンクラブ

この町のすべてがアイデアに! iPhone一台でできる地域資源のデータ化アップサイクル

橋本翼

橋本翼

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こんにちはハシモトです。早いもので今回で3回目になります。

1回目の記事はこちら 

2回目の記事はこちら

ソトコトペンフレンドが始まってから他の地域のペンフレンドの方々の記事を拝見するのが本当に楽しみで
多分ソトコトのスタッフさんを除いて、一番徘徊してると言っても過言ではないと自負しております(過言)。

丁度、1日1更新位のペースは見る側としても良い感じで、みんなで地方創生を共有している感じが元気出ますね。

で、恐らく年内最後の自分の回となる今回、題材は何にしようかなとあれこれ考えていた所、最近ハマっている「POLYCAM」というアプリを使用したスマホ遊びについて書いていこうと思います。

「POLYCAM」ポリキャム

どういう遊びかというと、この「POLYCAM」はオブジェクトや空間を3Dスキャンできるアプリ。スマホ一台で気になったものを3Dデータ保存できちゃいます。これ、どこの地域でも応用でき、タイトルには「iPhone」と書きましたがAndroidアプリもあるそう。

※ベストはLiDARセンサーが搭載されているAppleデバイスのPro機

例えばこのようなモニュメントがあったとします。

かつて石材の町だった、ここ群馬県みどり市東町にはこのような石像? が至る所にたくさんある。これは自称日本のモアイ。アプリを起動して、ぐるっと一周スキャンすると…。

このように、丸ごとデータ化できます (これは画像なので止まってますがスマホ上でクルクル回せます)。自分はジョギングをする習慣があるので、探検がてら寄り道をして見つけたものをひたすらスキャン。

難点は手の届く範囲しかセンサーが行かないので、自分の背より高いものがあると死角が生まれてしまう & 赤外線センサーらしく、薄暗いと精度が落ちるといったところがありますが、このセンサーがこんな身近に使える事の喜びや驚きの方が大きく、誰もいない、熊が出るかもしれない薄暗い片田舎で「おおーすごい!」 と、一人きゃっきゃはしゃぎながら毎日を過ごしています。

もしかしたら不運な災害で、或いは管理が行き届かなくなり、無くなってしまうかもしれないものをデジタルで記録。
人口減少やコンパクトシティで撤退戦が聞こえてくる地方創生の昨今。貴重な資源を最大限活かすデジタルデータにして寿命を延ばす。

肯定的に捉えてしまえばですが、加工技術や当時の発展具合など、ロストテクノロジー化や、言い伝えでしか残らない筈だったものを少しでも後世に残す大事な作業だとも思います(と、所有者の方々にスキャンの前に説明してます)。

あなたの町にも、そこにしか無い、文化資源や突出した加工技術はありませんか?

スマホ1台でできるこの未来のツールを手に是非、記録してみては如何でしょうか。

※スキャンやデータの公開、又出力する場合は、所有者や著作者など確認した上で行うよう自己責任で十分にお気を付け下さい。

【おまけ】

因みに、自分の場合は、更にここから3Dプリンターで出力。ミニチュアまちづくりをしようとコツコツと製作しています。

3Dプリンター。最近は本当に価格に対しての製品レベルが上がりましたね。

出力したミニチュアモアイ。

何が楽しいって、<iPhoneのLIDARセンサー→polycamアプリで3Dデータ化→3Dプリンタで出力> が最高に未来な技術でワクワクが止まらない。そのうち、VRゴーグルなんか使って「バーチャル自分のまち自慢」をしたら楽しそうですね。

以上、年内最後の更新でした。皆様、良いお年を!

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