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ソトコトペンクラブ

和歌山・友ヶ島に上陸して

しもやん

しもやん

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大阪・ミナミの中心地、難波から特急サザンに乗って1時間強でアクセスできる和歌山市。その北端に加太(かだ)という地域があります。加太は海水浴や潮干狩りの場として知られており、最近では日帰りで温泉と海の幸を楽しめる旅館もでき、大阪府内から遊びに来る人が多い場所です。そういった土地柄なので、加太まで乗り入れている電車はお魚仕様。

お魚電車を降り、少し歩くと旧街道や修験道と縁のあるスポットが点在し、歴史を感じることができます。修験道とは、山岳信仰と仏教が組み合わさってできた修行法であり、この近くにある山脈一帯は山伏たちが活動していたそうです。

少し歩くと小さな港があり、ここから紀伊水道に浮かぶ友ヶ島へ行く船に乗ることができます。友ヶ島に降り立つと美しい海岸線と松林が迎えてくれます!

友ヶ島、今は定住者がいない「無人島」ですがかつては修験者がいたり、砲台が設けられ、人が暮らしていた時期もあります。その名残がこの島に多く残されています。また、公園として整備されている箇所があり、島の頂上の展望台からは天気が良ければ淡路島や四国も見渡せるなど、歴史と憩いの場として魅力的な場所です。

そんな友ヶ島ですが、最近はよく耳にする海洋ゴミが多く漂着する場所にもなっています。特にここは大阪湾と外海(太平洋)の境界となっており、北は大阪湾(に注ぐ川の流域である近畿地方の広い範囲)や瀬戸内海から、南は東南アジアなどから流れ込むプラスチックが一気に集まるようになりました。ゴミの種類も金属、プラスチック、布類、電子機器など色々なものがあります。特にプラスチック系のものが目立ち、それも産業系のものや食品容器など、多様です。故意に捨てられたものもあれば、意図せずに流されて漂着したものなどがあり、この「多様性」からこの問題の深刻さを垣間見たような気がします。

この日、友ヶ島でゴミ拾いに参加した僕は、加太へ戻り、お洒落に改装された場所で海洋ゴミと貝殻を使った小物を作るワークショップに参加。おしゃれなルームアクセサリーが誕生しました!

歴史と自然に触れられる場所、そこで垣間見える課題からリジェネレーションについて触れた時間でした。

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