「災害時でも、美味しいパンが食べたい!」そんな願い、諦めていませんか? 実は、太陽光で温めて美味しくなるという、驚きの長期保存パンがあるんです。5年も保存できる缶詰入りパンが、もしもの時の食卓を豊かにする秘密。実際に食べてみたその味と、防災への新常識に迫ります!
5年も保存できる缶詰入りのパン。
今回試してみたのは「アスト 新食缶ベーカリー オレンジ」。このパンは、なんと5年間もの長期保存が可能。非常食として十分な保存期間を持ちながら、美味しさにも徹底的にこだわっているそうです。

プルトップ缶で、缶切りが無くても開けられます。

電子レンジが無くても、太陽光で温められる!
缶詰の裏を見てみると、そこには「缶のまま太陽光に30分程度当てますと美味しく召し上がれます」の文字が。

ちょうど今は梅雨明け直後。ギラギラ光る太陽にうんざりしがちですが、その太陽光の力で美味しく食べられるなら、夏も悪くないものです。

いざ実食! そのお味は……?
太陽光でほんのり温まった缶詰。いよいよオープンです。

開けた瞬間、ふわりとオレンジの香りが漂いました。缶の中には逆さに入ったオレンジパンが。熟成から焼き上げまでが缶の中で行われており、包装紙に包まれた側から取り出せる仕様になっています。

少しちぎってみると、オレンジピールが結構入っています。

一口食べてみると、爽やかなオレンジの香りが口いっぱいに広がりました。バター風味のデニッシュに、オレンジピールが良いアクセントになっています。正直なところ「焼きたて」とまではいきませんが、それでも何年も前に作られたパンとは思えないほどの美味しさでした。
いざというときに備えて、心が弾むものを。
これまでの防災食は、生命維持が最優先で、味は二の次という傾向がありました。しかし東日本大震災以降、心のケアの重要性が認識され、非常時でも「美味しいもの」を食べることの価値が見直されています。太陽光で温められる長期保存パンは、まさにこの新しいニーズに応えるもの。ぜひあなたの家にも備えてみてはいかがでしょうか。