ローカルグルメが気軽に味わえる「駅弁」。今回は、岡山在住のライターがこれまでに食べてきた岡山の駅弁から、おすすめをご紹介します。岡山は、果物はもちろん山海の幸にも恵まれていて、駅弁で味わえる名物料理もバラエティ豊富。いずれも、JR岡山駅さんすて岡山2F「おかやま駅弁」などで購入できます。
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桃型の弁当箱が映える~!「桃太郎の祭ずし」
まず心を掴まれるのは、この見た目。岡山のヒーロー・桃太郎が描かれたパッケージを開けると、鮮やかなピンクの桃がドーン!中身は華やかに盛り付けられた、岡山の郷土料理「祭りずし」です。
サワラやままかり、タコの酢漬け、焼きあなごといった岡山名物はもちろん、たけのこに椎茸、青菜、蓮根など、山海の幸がたっぷり。満足度の高い一品です。酢飯も優しい味付けで、大人はもちろん子ども達も、購入するたびに毎回大喜びで食べています。
岡山グルメをまとめて味わうならコレ!「岡山名物大集合」
「大集合」というだけあって、黒いライスでおなじみの「えびめし」や、「鰆(さわら)の西京焼き」、「デミカツ」など、岡山のおいしいものが一度に食べられます。
このお弁当は、製造する三好野本店と、岡山県立岡山南高校、中国四国農政局が産学連携して共同開発した商品なのだとか。確かに、この品数とボリューム感は食べ応え抜群で、きっと学生さんも大満足ではないでしょうか。子どもが小さい我が家では分け合って食べるのにも丁度良かったです。
和牛のルーツ「千屋牛」を贅沢に。「千屋牛すき焼き重」
今回はちょっと豪華に…という時に選ぶのが「千屋牛すき焼き重」。千屋牛とは岡山県新見市のブランド牛で、岡山で焼き肉屋さんや外食先で「千屋牛」の文字を見ると、テンションが上がります。そんな高級和牛が駅弁で気軽に味わえるのは嬉しい!
このたっぷりと盛られたお肉!じっくり煮込まれていて、甘辛い醤油だれがしみこんだすき焼きは、ごはんとの相性も抜群です。ボリュームも十分ですが上品な味付けで、いつもあっという間に完食してしまいます。
日生(ひなせ)の牡蠣がごろっと入った「かきめし」
瀬戸内海に面した岡山県。「牡蠣」の町として有名な日生(ひなせ)は、毎年、シーズンになると牡蠣小屋が賑わいます。そんな日生の牡蠣をたっぷり使った「かきめし」が味わえる駅弁がこちらです。
ふたを開けると大ぶりの牡蠣がごろごろ入っていて、見た目から食欲をそそるひと品。牡蠣はぷりっぷりの食感で、しっかりと出汁がきいたごはんも美味です。季節限定商品なので、販売時期は要チェックです。
今回は岡山の駅弁を紹介しました。なかなか自由に行き来するのが難しい昨今ですが、各地の百貨店や商標施設で行われる「駅弁フェア」や、ネット通販で手に入るものもあるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
写真・文:西 紀子
■ライタープロフィール
西紀子:福岡市出身。大学卒業後、フリーペーパー編集部や企画制作プロダクションにて編集・ライティング業務に従事。2017年よりフリーランス。2018年より岡山市在住。 2020年よりソトコトオンライン・ローカルライターとして記事執筆。現在に至る。