落花生収穫量日本一は?

落花生収穫量日本一は? 「孤独のグルメ」にも登場したギニア料理“マフェ”も紹介!

2021.11.21

落花生収穫量日本一の県ではなんと、国内産落花生の約8割が生産されているといわれています。何県かわかりますか?  落花生から作るピーナッツバターを使ったギニア料理“マフェ”。そのレシピと、落花生の存在について、ギニア出身のアリウさんに教えてもらいました。

落花生収穫量日本一の答えは……

落花生
提供:写真AC

千葉県です。
なかでも八街(やちまた)市の落花生収穫量は県内一位。市のイメージキャラクターも落花生の姿をしているくらい、落花生押しです。

テレビドラマ「孤独のグルメ」で五郎さんが食べた“マフェ”とは?

孤独のグルメシーズン7の2話で、五郎さんが訪れたランチバイキングにマフェが出ていました。それを見て、はじめてマフェの存在を知ったという人も多いのではないでしょうか?

ギニア出身のアリウさんがマフェを作る様子を見ましたが、大量のピーナッツバターをお湯で溶いて鍋に入れていました。「ピーナッツバターの油が浮いてくるまで煮込む」と彼はいい、長時間煮込んでいたのが印象的。コクのある優しい味でとても食べやすいので、家庭でもぜひ試してほしい一品です。

マフェは、ギニアでどんな存在なのでしょうか?

マフェと魚フライ
アリウさんが作ったマフェと、魚フライ 提供:TERU

アリウさん「マフェはギニアの家庭料理で、フラニ語で“マフェティガ”といいます。週に一度はマフェを作って食べますが、ピーナッツバターに少しの魚を加えるだけでもおいしいので、お金がないときは週に3回くらい作る家もあります」

ギニア人直伝! 簡単に作れるマフェレシピ

ギニア料理のマフェ
見た目はカレーですが、辛くなくてコクのあるシチューのような感じ

材料(3人分)
タマネギ 1個
ナス 2本
カボチャ 1/3個
ニンニク 1片
ショウガ 適量
トマト缶 1個
ピーナッツバター 200グラム
水 適量
油 適量
カレー粉と塩 適量

1.ニンニク、ショウガはみじん切り、タマネギはくし切りか大きめのみじん切り、ナスとカボチャは皮を剥いて、ナスは2センチの輪切り、カボチャは3センチ角くらいの大きめにカット。最終的に具はつぶれて形がなくなるイメージです。

2.ナスは素揚げにしておくか、油を多めに入れた鍋に、ニンニク、ショウガ、タマネギと一緒にカレー粉と塩をふりかけながらよく炒めます。しんなりしてからカボチャを加えます。

3.トマト缶を鍋に入れ、さらに缶の半分くらいまでの水も加えてから煮込みます。

4.ピーナッツバターをお湯でトロトロに溶いて、鍋に加えてから中火で30分くらいよく煮込みます。

トロトロにしたピーナッツバターを投入
トロトロにしたピーナッツバターを投入

5.カレー粉と塩を加えて味を調整し、さらに煮込んだら出来上がり。ご飯と一緒に召し上がれ。

好みでジャガイモ、ピーマン、鶏肉や魚などを入れてもおいしいので、冷蔵庫の残り物でいろいろとアレンジできそうです。鶏肉や魚を入れる場合は事前に素揚げするか、カレー粉、塩、コショウ、ジンジャー粉などを好みでまぶしてから揚げたものを、3の水を加えるときに鍋に入れて煮込みます。

ギニアでのピーナッツバター作り

ギニアでは、どのようにピーナッツバターを作っているのでしょうか? 

アリウさん「日本のお米で使う自動精米機みたいなものの落花生バージョンがあります。1キロいくらって支払って、殻から出してもらい、それをコーヒーミルのような手動の機械で細かく砕いて、棒で潰してクリーム状にします」

パームオイルを作る女性
パームオイルを作る女性。ピーナッツも写真のように潰したり、まな板の上でめん棒を転がして潰したりします。 提供:TERU

コーヒーミルのような手動の機械は、挽肉を作るミートミンサーのことを指しているようです。

アリウさん「自分たちで作ったピーナッツバターを、大きなバケツに入れて保存しています。一人暮らしをするときにお母さんがバケツごと持たせてくれて、他の学生の家に遊びに行っても、ここでもマフェティガ、あそこでもマフェティガで、仲間と“soup of always(いつものスープ)”って呼んでいました(笑)」

ピーナッツバターを手作りして保存する様子や、子どもに持たせたり“いつものスープ”と呼ばれたりする辺りが、日本でいう“味噌”のような存在なのかなと想像しました。


日本ではピーナッツバターをスープに入れるという感覚がありませんが、ところ変われば使われ方も変わっておもしろいですね。マフェを作ってみて気に入ったなら、いろいろなスープにピーナッツバターを入れて試してみるのもいいかもしれません。その際はぜひ、千葉県産のピーナッツバターを意識してみてください。

写真:TERU、鍋田ゆかり、イラストAC、
文:鍋田ゆかり
取材協力:アリウ、TERU