遊びながらエネルギーを学ぶ。
地球の未来を考えると湯水のごとく使うことはできないエネルギー。しかし、自分ごととして考えるには、少し遠いテーマであることも否めない。そこで、エネルギーのことを考えるきっかけとしておすすめなのが、この「ハツデン」。再生可能エネルギーの発電所を組み合わせて自分のまちに適量の電力を送りながら、相手と電力量を競い合うカードゲームだ。
このゲームを開発したのは、『itten』代表でゲームデザイナーの島本直尚さん。再生可能エネルギーを子どもたちに知ってもらう企画に携わり、ゲームの要素を取り入れて大いに盛り上がった経験から、カードゲームにすることを思いついたという。「このゲームで大事なのは、『同時同量の原則』。まちの電力需要と発電所の供給量を合わせないと、停電してしまいます」と島本さん。適量の発電を行いながら、発電所ごとに相手を上回るようにカードを並べていく。島本さん曰く“足し算の綱引き”だが、まちに電力が送れただけで愛着が湧いてくる。
手持ちのカードは左から「太陽光」「バイオマス」「風力」「水力」「地熱」発電所。発電所ごとの数字を足して相手を上回ればポイントゲット。
『itten』www.itten-games.com