私が注文したのは、シンプルに「ラーメン」。どんなラーメンがやってくるのだろうか…と胸をドキドキさせながらその時を待っていると…奥さんに運ばれて、ついにその時が!
やってきたのは、漆黒に輝くブラックラーメン。ほうほう、これはもしや唇がヒリヒリするやつなんじゃないのかい…?と思うほどに真っ黒で、不安になる筆者。それにしても、今まで食べてきたどのラーメンより黒いのは間違いない。そういえば、富山県のご当地ラーメンに「富山ブラック」なんてのがあったな…グルグルと色々なことが頭を駆け抜けたが、まずは実食!いただきましょう。
噛みごたえのある麺を食べ進めながら、スープを味わってみると、醤油のあっさりとした旨味だけが口の中に広がり、唇がヒリヒリすることがありません。見た目とは対照的に、優しくてスープも飲み干したくなる、不思議なラーメンでした。
ラーメン店「親爺」では、肉厚でジューシーなチャーシューも魅力の一つ。来店していた男性客の多くは、スープを覆い隠すほどのチャーシューがトッピングされた「チャーシュー麺」を注文していました。ガッツリ味わいたい時は、こちらのラーメンもおすすめです。
「ごちそうさまでした〜!」
とお店を切り盛りするお二人に声をかけると、ランチ時の忙しい中でも「ありがとうございました〜!」と優しく微笑んでくれたのが印象的なラーメン店「親爺」。京都の観光スポットとは少し距離がありますが、昔から続く地元の優しさに触れる素敵なラーメンを味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。
むなげちゃん
京都府京都市右京区花園木辻南町22