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漆黒に輝くブラックラーメン「親爺」【京都ローカルラーメン】

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京都市右京区のJR円町駅とJR花園駅のちょうど真ん中あたりに、今回ご紹介するラーメン店「親爺(おやじ)」があります。京都駅からは電車で15分ほど。賑やかな観光地からはちょっと離れた、静かな通りに面しています。昔からあるような、懐かしい店構えが特徴的です。
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1977年の創業の親爺は、現在二代目である和彦さんと奥さんの2人で経営しており、毎日常連さんが多く来店する老舗のラーメン店。お邪魔したのは平日のランチ時でしたが、続々と常連さんが来店し、あっという間に店内は満席になりました。40年以上の間、京都のこの地で多くの人々に愛されているのがうかがえます。

私が注文したのは、シンプルに「ラーメン」。どんなラーメンがやってくるのだろうか…と胸をドキドキさせながらその時を待っていると…奥さんに運ばれて、ついにその時が!

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キタ——-!

やってきたのは、漆黒に輝くブラックラーメン。ほうほう、これはもしや唇がヒリヒリするやつなんじゃないのかい…?と思うほどに真っ黒で、不安になる筆者。それにしても、今まで食べてきたどのラーメンより黒いのは間違いない。そういえば、富山県のご当地ラーメンに「富山ブラック」なんてのがあったな…グルグルと色々なことが頭を駆け抜けたが、まずは実食!いただきましょう。

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ドキドキしながらラーメンを頬張ると、中太のストレート中華麺のもちもちとした弾力が醤油ベースのスープとよくマッチして、うんうん、おいしい!見た目からしょっぱい印象を抱いていた筆者ですが、全くそんなことはなく、むしろ醤油ラーメンと呼ばれるスープよりもあっさりとしています。

噛みごたえのある麺を食べ進めながら、スープを味わってみると、醤油のあっさりとした旨味だけが口の中に広がり、唇がヒリヒリすることがありません。見た目とは対照的に、優しくてスープも飲み干したくなる、不思議なラーメンでした。

ラーメン店「親爺」では、肉厚でジューシーなチャーシューも魅力の一つ。来店していた男性客の多くは、スープを覆い隠すほどのチャーシューがトッピングされた「チャーシュー麺」を注文していました。ガッツリ味わいたい時は、こちらのラーメンもおすすめです。

「ごちそうさまでした〜!」

とお店を切り盛りするお二人に声をかけると、ランチ時の忙しい中でも「ありがとうございました〜!」と優しく微笑んでくれたのが印象的なラーメン店「親爺」。京都の観光スポットとは少し距離がありますが、昔から続く地元の優しさに触れる素敵なラーメンを味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。

文・写真
むなげちゃん
◆親爺
京都府京都市右京区花園木辻南町22

親爺

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