「おそば屋さんの中華そばは美味い」は本当だった
コンパクトシティの先進地・富山市
北陸は富山市。
路面電車が市内を循環し、移動には便利なまちである。
水も美味しいし、冬場はズワイガニでも有名だ。
そんな富山で見つけたのは、有名な富山ブラックラーメンではない。

おそば屋さんで美味しい中華そばを出すという情報をゲット
そのお店の名前は「くすしそば まるぜん」
「くすし」とは、薬売りに携わる人の総称。
なるほど、富山は薬のまちでもある。
本業は、生薬を配合した薬膳そばを出すお店。
しかし、中華そばも人気だと言う。

3種類の中華そば
中華そばのメニューは3種類。
昭和の「支那そば」、平成の「中華そば」、そして富山の有名なブラックラーメンから選べる。

脂の少ない鶏ガラスープに舌鼓
あー、どれも食べてみたい。
悩んだ挙句、昭和の「支那そば」(600円)を注文。
そば屋ならではの醤油のかえし、カツオ出汁と鶏ガラを使ったスープは、
どこかほっこりするノスタルジックな味だ。

90年の伝統を受け継ぐお店
店主にお聞きすると、昭和8年の創業だという。
戦前からの味を受け継いでいる出汁は、中華そばにもぴったり。
「日本そば屋の中華そばは美味い」と改めて思った。

店舗情報 くすしそば本舗・自家製めん処 まるぜん
富山県富山市千石町1丁目5−5
営業時間 11:30-15:00, 18:00-21:00 (第1・3・5日曜日定休)
076-421-6932
文と写真 たこにわ