台風などの災害時にも、どこでもかんたん非常食。カップラーメンを水で戻して食べてみる。

台風などの災害時にも、どこでもかんたん非常食。カップラーメンを水で戻して食べてみる。

毎年のように台風や地震による被害がつづく、日本。そのなかで、電気や水道、ガスなどライフラインが止まってしまうことは多々あります。


今からちょうど16年前の2004年10月23日。当時小学生だった私は、中越地震で被災を経験しました。夕方に発生した地震のあと、ライフラインがすべて止まってしまい、真っ暗ななかで家族とともに不安な夜を過ごした記憶があります。そのときは、家にあったカセットコンロで調理をして食事をとりましたが、いま関東で同じような状況になった場合、「どうしたらいいだろう」とふと不安になります。


最近は関東でも台風の直撃が増え、日ごろから防災への備えが大切だと強く感じるようになってきました。


そこで今回は、ライフラインが止まってしまっても、どこでもかんたんに、すぐできる食事の方法をご紹介します。


それは、カップラーメンを水で戻す、という方法です。カップラーメンのパッケージには「熱湯◯分」と記載がありますが、常温の水を入れても食べられるのです。これは、『警視庁警備部災害対策課』のTwitterアカウント(@MPD_bousai)でも、災害時を想定した食事ということで紹介されている方法です。


「冷たいラーメン、どんな味なのだろう? 本当に水で戻るの?」と気になったので、実際に災害が起きる前に、この食事を試してみることにしました!


用意するもの


カップ麺と水


カップラーメンと水、それだけです。今回は、サッポロ一番カップスターの醤油味を選んでみました。水カップラーメン初心者のため、定番の醤油味から試してみます。具材のポークキューブやえびもちゃんと戻るのかドキドキです。


水も水道水ではなく、あえてペットボトルのミネラルウォーターを用意しました。災害時の断水に備えて、保存水やふだんからミネラルウォーターを用意しておくほうが安心です。こうしたストック類も日常的に管理しながら備えておきたいですね。


カップラーメンを水で戻して食べてみる。


そしていつも通りふたを開けて、線まで水を注ぎます。水を注いだだけでも、香ばしい良いにおいがします。食べごろになるまでの時間は、カップラーメンの種類によって異なりそうなので、15分ごとに状態をチェックしながら食べてみることにします。


 


15分後


15分後はこんな感じ(上写真)。麺がほぐれそうな気配はありつつも、まだ固まっています。無理やりほぐせば食べられたかもしれませんが、まだ硬そうなのでそのまま待ちます。


 


30分後


30分後の様子。全体的に麺もほぐれて、見た目は普通のカップラーメンです。食べてみると、麺は少しかために感じますが、全然食べられます。具はまだ固いかな、という感じ。でもこれはこれでおいしい。温かくないからか、なんだかキリッとした味わいです。


 


45分後


そして45分後の様子。麺がさらに水を吸って、少し太くなった感じがします。たまごも膨らみました。麺もさっきよりやわらかくなって、ふだんのカップラーメンに近い感じに。ただ、具材のポークキューブは少しかたさが残ります。麺かためのラーメンが好きな人は、さきほどの待ち時間30分くらいがちょうど良さそうですが、そうでない人は45分がベストかもしれません。


 


60分後


一応、60分まで待ってみました。(※すでにけっこう量が減っていますがお許しください……。)さらに麺はやわらかくなりましたが、のびているというほどではありません。具材もいい感じにやわらかくなっています。具も麺もしっかり戻したい、という人はやはり60分くらい待ったほうが良いかもしれません。味は30分でもおいしく食べられるので、具材や麺のかたさの好みによって、待ち時間を変えるのも良さそうです。


 “温かくないカップラーメン”というと少しふしぎな感じがしますが、全然問題なく、おいしく食べられました。熱湯で戻すよりも味がはっきりするので、好みによってはむしろおいしいと感じる人もいそうです。


ぜひ一度お試しあれ。


今回はとてもおいしく食べられましたが、カップラーメンの種類によっても、戻し時間や味わいも変わります。災害が起きてからではなく事前にやっておけば、いざというときに少しでも安心できるかもしれません。


そしてカップラーメン以外にも、災害に役立つ身近な知識や方法はたくさんあります。知識をためるだけでなく、実際にやってみると新たな発見もあります。身のまわりで災害が起きる前に、いつもの日常のなかでぜひ試してみては。


カップラーメン

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