カップラーメンはお湯じゃなくて水から戻しても食べられる
カップラーメンを水から戻して食べられます。
これは『警視庁警備部災害対策課』のtwitterアカウント@MPD_bousaiでも、災害時を想定した食事ということで紹介されていたことを実際にやってみたところ、食べられたことから、これまでいろいろな種類のカップラーメンで試してきました。※関連記事参照
ただ、いろいろネットを見ていると、仕上がり時間にばらつきがあり、実際、ネットの情報だけでやってみたところ、初回は失敗しました。
そこで気になったのが、「いったい何度だったら何分でできるのだろうか?」ということです。
例えば災害時に実際に食べるにしても、常温の水なら季節や地域でも大きく温度は異なるので、目安が欲しいと思ったのです。
実際に3種類の温度のお湯〜水でカップラーメンをつくってみた
今回は、3種類の温度でやってみました。その種類は以下の3種類です。
- 温度が43℃で設定された給湯器のお湯
- 常温の水
- 冷蔵庫で保管した水(ミネラルウォーター)
これらでやってみました。
常温は15~25℃、冷蔵庫で保管した水は10℃以下くらいだと思います。
では実際にやってみましょう。
検証実施
ちゃんと3つとも食べたいので、小さいサイズで試しています。普通サイズも小さいサイズも仕上がり時間に違いがないので、小さいサイズでも問題ないと思います。
それぞれ内側の先までお湯〜水を入れて蓋をして待ちます。
あとは時間を計りながら出来上がりを待ちます。
やはり一番最初にできたのは「温度が43℃で設定された給湯器のお湯」でした。
仕上がり時間は15分。
出来上がりの感じとしてはだいぶ麺が柔らかかったです。ちょうどいい時間は10〜12分くらいでしょうか。
ここまでは想定内。では、「常温の水」と「冷蔵庫で保管した水」は一体どれくらいで出来るのでしょう。
もうちょっと待ってみます。
次にできたのは「常温の水」です。
仕上がり時間は25分でした。今回の麺はちょうどいいくらいの硬さでできました。
これもおいしくいただきました。
最後の「冷蔵庫で保管した水」はどれくらいで出来るのでしょうか?
ちなみに、25分時点での状態はこちら。
麺もまだまだ固めです。冷たい水でも10℃違うとここまで違うのかと思いました。もうちょっと待ってみます。
40分経過しました。。。。ちょっと様子を見てみましょう。
まだみたいでした。
ようやく仕上がったのが、スタートから50分経過したときでした。
仕上がりはこちら。
普通に食べられる堅さです。これもおいしくいただきました。
こんなに水温で違いが出るとは驚きです。
水温の違いはだいぶ仕上がり時間に違いがありそう
この3つの結果から仕上がり時間をまとめると、
- 温度が43℃で設定された給湯器のお湯(40〜43℃)
→10〜12分くらい - 常温の水(15~25℃)
→25分くらい - 冷蔵庫で保管した水(ミネラルウォーター)(〜10℃)
→50分くらい
という結果になりました。ただ、それぞれのそもそもの水にも違い(水道水とミネラルウォーター)もあるので、一概にこの時間が全てというわけでもなさそうです。
ただ、水温は仕上がり時間に大きく影響があるのはこれでわかりました。
災害時じゃなくて、アウトドアでも使えそう
実際に水から戻してみて、案外普通に食べられることが分かりました。じゃあ、普段から実践するとして、どんなシチュエーションがいいのかなと考えてみて、思いついたのが夏場のアウトドアです。
お弁当とかおにぎり、サンドイッチを野外にて数時間持ち歩いたりする際に気になるのが食中毒。
この水から戻すカップラーメン、水とカップラーメンさえあればどこでも出来るので、痛むこともなさそうです。
しかも、それなりにおいしく食べられます。
釣りとか登山とかでも使えそうですね。
また、お腹が空かなかったらそのまま持って帰って、また次回に備えておけます。
普段の備えも大切ですが、工夫一つで色んな所で使えそうです。自分なりの利用シーンを見つけておくと良さそうですね。