【ソトコト×日本ワーケーション協会連載】ソトコトと日本ワーケーション協会がコラボして、各分野、各地域で活躍するワーケーション推進者をゲストに迎えて、毎回対談。ワーケーションにおける現在地や未来の展望を語ります。
前回の第7回目(後編)続いて、日本ワーケーション協会が目指すこれからの未来総まとめ編。協会代表理事の入江真太郎さん、理事の仲野司さん、古地優菜さん、監事の立道勲さんの4人が語る「ワーケーションと関係人口」について総論。
関係人口は制度やプランが入口、ワーケーションはエモーショナルが入口
ソトコト ここまで協会を立ち上げるきっかけ、ワーケーションの現在地とこれから、そしてワーケーションの役割についてお聞きしてきました。今回第7回目の総論として、「ワーケーション」と「関係人口」の違いと相関関係についてお聞きしたいと思います。
入江 どちらも「地域との新しい関わり方」の手法ですが、それぞれ役割が違うと思います。「関係人口」は、国や自治体側が主体の印象が強いと思います。つまり「B to B」の要素が強い。「ワーケーション」はプレイヤー主体の印象が強い。つまり「B to C」、「C to C」の要素が強いと思います。
仲野 「関係人口」は、「制度」や「システム」寄りのイメージがします。ふるさと納税とか、地域ボランティアとか。枠組みの中で、あらかじめ関わり合いをきちんとプランニングする前提かと思います。
古地 「ワーケーション」って、もっとラフでアバウトな感じですよね。「楽しそう」「行ってみたい」といった「感情」や「共感」などエモーショナル感が入口。だから、「地域ワーケーションに行ったから、すぐに関係人口に繋がる」とは、ちょっと違うかと思います。プランや制度で縛られるのでなく、緩い共感から熱量が生まれるのがワーケーションかと。
ソトコト 日本ワーケーション協会としては、ワーケーションは「楽しさ」から、関係人口は「制度」から始まると!

協会メンバーは語る。
いつの間にか地域や企業、
参加者と関わり合いが生まれるのが、
ワーケーション。
良い意味で定義が曖昧だからこそ、地域×ワーケーションが成り立つ⁉
仲野 僕はワーケーションを通して、宮崎の日向市が大好きになったんです。それってシンプル。「ワーケーションに行ったら、純粋に日向市が好きになっただけ」でしかないんです。制度じゃなくて、人との繋がりがきっかけだったんです。

ワーケーションの聖地と呼ばれている。
そこには、人の魅力が関係している。
古地 ワーケーションで地域に来ている人は、無意識関係人口、無自覚関係人口な印象です。自分自身でも気づかないうちに、自然に…。さらに言えば、自分がワーケーションしていることすら思っていない人も多い(笑)。ワーケーションすらも、無意識、無自覚。その緩さ、曖昧さが、いつの間にか自然に移住に繋がったり、新規地域事業創出など新しい共創を生み出したりしているケースもあるんです。
日本ワーケーション協会と日本関係人口協会がタッグを組んだら…
立道 関係人口って言われると、「最終的には移住、定住⁉」っていうゴールが見え隠れしがち。ワーケーションはゴールが曖昧で、その自由さが実は関係人口にも繋がり安いのではないかと思います。
ソトコト 協会メンバー皆さんの話を聞いて、ワーケーションと関係人口の相関関係で言うと、ワーケーションは関係人口に向かう緩くて曖昧なリードになるかと…。
仲野 あと、関係人口はワーケーションよりも予算や資金を集める力がありますが、人、個人の熱量はワーケーションの方が高い印象もあります。
入江 そうですね、ワーケーションはお金を集める力は弱いですが、共感やワクワクを集める力は強い。だからこそ、ワーケーション協会は個人会員が増え続けているんだと思います。
仲野 関係人口とワーケーションの2つが掛け算になれば、新たな地方創生、活性化のムーブメントが生まれると思います。ワーケーションと関係人口は「似て非なるもの」。だから、ソトコトさんのメンバーが主体として運営している日本関係人口協会と、我々の日本ワーケーション協会がコラボレーションしたら、凄く面白い何かが起こると確信しています。
ソトコト ぜひぜひ組んでいきましょう。早速、協会代表理事同士の日本ワーケーション協会×日本関係人口協会の対談セミナーをやりましょう!

日本関係人口協会のコラボで、
新たな時代のうねりが生まれる!
前編
ワーケーションという働き方改革を起こした、日本ワーケーション協会! その設立メンバーが語る【ローカル×ワーケーション⑳】
中編
働き方は生き方だ! ワーケーションは、働き方を見つめ直すためのウェルビーイングな手段だ!【ローカル×ワーケーション㉑】
後編
協会のこれからの役割は、「人」が日本のいろんな「場所」で最高の人生を見つけることをサポート!【ローカル×ワーケーション㉒】
【入江真太郎 プロフィール】
一般社団法人日本ワーケーション協会代表理事。長崎県生まれ。阪急交通社等を経て、2020年7月に同協会を設立。公私合わせて全国を飛び回り、新たな働き方、生き方を提案している。
【仲野司 プロフィール】
一般社団法人日本ワーケーション協会理事。入江氏と共に同協会を立ち上げ、主に組織運営や自治体連携の推進に尽力。札幌を中心に地域活性化に尽力する。
【古地優菜プロフィール】
奈良県出身、長崎県諫早市在住。転勤族の妻で2児の母。転勤に左右されないキャリアを築くため、フリーライターとして独立。まちづくりや地域活性化の活動にも参加。ワーケーション及び親子ワーケーション、デュアルスクール等を全国に普及させるために各地で活動。
【立道 勲プロフィール】
兵庫県生まれ。2015年慶應義塾大学卒業後、富士通(株)入社。約2年間営業職に従事した後、2016年ファンカンパニー(株)設立。日本の各地域におけるインバウンド事業、PR、マーケティング事業に従事。
【一般社団法人日本ワーケーション協会 プロフィール】
ワーケーションを通した「多様性が許容される社会実現」を目指し2020年7月に発足。300を超える会員(自治体・企業・個人)とともに、様々な取り組みを行っている。











