お刺身をはじめ、バター焼きやフライなどにしてもおいしいホタテ。消費量TOP3は、産地としても有名な3地域という結果になりました!
正解はこちら!
第1位 青森市(3,467g)
第2位 札幌市(987g)
第3位 盛岡市(846g)
(参考:総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2017年~2019年平均)」より)
青森の郷土料理「ホタテ貝焼き味噌」
第1位の青森市を含む津軽地方の東青地区で親しまれているのが、「ホタテ貝焼き味噌」という郷土料理です! ホタテの貝殻を鍋代わりにし、だし汁にホタテや旬の食材、味噌、溶き卵を入れたもので、別の地域では「みそ貝焼き」とも呼ばれています。
青森県の伝統的な郷土料理のひとつで、使い込んだホタテの貝殻がある家庭も少なくないのだそう。貝殻を器にした郷土料理、おしゃれでおいしそうです!
2位 札幌市の3倍以上にもなる青森市の圧倒的な消費量は、こうした郷土料理の存在も大きいのかもしれませんね。
漁獲量との関係も。
主に北の海で育つホタテ貝は、漁獲される地域も限られています。農林水産省「海面漁業生産統計調査」によると、ホタテは北海道や青森県、岩手県、宮城県で漁獲・養殖されているものがほとんどで、最近では神奈川県でも一部養殖が行われているようです。
そんな数少ない産地である北海道や青森では、赤色や白色のホタテの卵巣・精巣部分だけがパックされ、スーパーなどで売られています!「ホタテの子」や「ホタテのこっこ」と呼ばれ、地元の人びとに親しまれているのだとか。バター焼きにしたり、甘辛く煮たりして食べるとおいしいそうです!
関東在住の私は、下の写真のように貝柱やヒモと一緒になっているのはよく見ますが、この部分だけで販売されているのはあまり見かけません。たくさん獲れる産地ならではの一品かもしれませんね。
今回の消費量ランキングでは、ホタテが漁獲されている道・県に含まれる市が上位を占めています。きっと地元産のホタテを、新鮮なうちに道内・県内で食べているということなのでしょう。うらやましい限りです……!
本場のホタテを味わって!
日本全国でも獲れる場所が限られているホタテ。ぜひ現地を訪れた際には、“ホタテ”もお忘れなく!