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牡蠣筏で海中熟成させた日本酒と、海中熟成酒と一緒に育った牡蠣をセットに「牡蠣と共に育つ酒」

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嘉美心酒造株式会社では、牡蠣筏に吊るすことで海中熟成させた日本酒と、海中熟成酒と一緒に育った牡蠣をセットにした商品「牡蠣と共に育つ酒」をオンラインショップにて販売中です。

目次

「牡蠣と共に育つ酒」

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嘉美心酒造株式会社では、「牡蠣と共に育つ酒」を300セット限定にて販売しています。こちらの商品は牡蠣筏に吊るすことで海中熟成させた日本酒と、海中熟成酒と同じ海、同じ時間を共有し、一緒に育った牡蠣をセットにしてお届けし、マリアージュ(食べ合わせ)を楽しんでいただくという商品です。また、海中熟成によりどのように日本酒に変化が起こったのかを感じていただくことができるよう海中熟成酒のもととなったお酒を通常保管したものとの呑み比べセットもご用意しております。昨年大変話題を呼び、4日で完売してしまったこの商品を今年も嘉美心オンラインショップにて受注を受け付けています。お届け開始日は12月中旬頃から準備でき次第順次発送させていただきます。

商品内容

通常セット
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海中熟成酒720ml+寄島産殻付き牡蠣約1kg 4,980円(税込別途送料)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/kamikokoro/8013213.html
呑み比べセット
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海中熟成酒720ml+飲み比べ用お酒720ml+寄島産殻付き牡蠣約1kg 6,480円(税込別途送料)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/kamikokoro/8013214.html

三年目となった海中熟成酒への取り組み

このお酒は三年前「日本酒を海中熟成させるとどう変化するのか?」との純粋な興味から始まりました。波の振動や揺らぎにより通常より10倍程度熟成が早く進むという説もある中、「そんなことで酒質に変化はないだろう」という声もあり、実際にどうなるのか試して感じてみたいと。実験的に行った一年目は「これが四か月の熟成なの?」と驚くほどお酒の角がとれ、熟成が進んでいました。ただ、瓶のキャップ部分に海水が侵入し、お酒をつぐ際に磯の香りが移ってしまうという問題が発生していました。それを受け、二年目となる昨年はキャップの周りを蝋で封をすることで海水の侵入を防ぐ作戦をとりました。
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これがうまくいき、昨年は瓶の口部分への海水の侵入も全くなく、お酒もとても円やかで口当たりのいいお酒となっていました。特にお燗にした時の味わいは格別なものに。さらに封蝋により見た目にも味わいが増すという予期せぬ効果ももたらしてくれました。

そして、三年目の今年原料のお米を「里海米」へと変更することにより更なる進化を遂げました。「里海米」とは土地改良剤としてミネラル分を豊富に含む牡蠣殻を田んぼにまき、出来上がった良質なお米のことです。「里海米」は栄養の豊富な土壌で育つことでお米の根はりがよくなり旨味たっぷりのお米となります。そしてそんな「里海米」を使用したお酒ももちろん「旨味たっぷり」です。

また里海米を使用することにより、「牡蠣と共に育つ酒」を呑む→牡蠣殻を田んぼにまき「里海米」を生産→「里海米」から「牡蠣と共に育つ酒」をつくるという循環型の商品となりました。

「里海米」を使用し、さらに進化を遂げた「牡蠣と共に育つ酒」をぜひ味わってみてください。

寄島の牡蠣

岡山県は全国第三位の牡蠣の生産量を誇る牡蠣の生産地です。その中でも嘉美心酒造のある浅口市寄島町で育てられている「寄島かき」の一番の特徴は「一年物」にこだわって生産をしていることです。一年物のため、少し小ぶりですがその分「旨味がギュッ」と詰まっていて濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。

「牡蠣と共に育つお酒」は牡蠣の種付けを行う7月頃に牡蠣筏に吊るし、牡蠣を引き揚げはじめる11月までという期間を共に過ごし、共に成長していきます。一緒に育った牡蠣とお酒、この2つのマリアージュをお楽しみください。

おすすめの食し方

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牡蠣といえば焼き牡蠣が思い浮かぶかもしれませんが岡山の伝統的な食べ方は蒸しガキ。牡蠣を蒸すことにより牡蠣がふっくらプリプリの食感となります。鍋に牡蠣を重ならないように並べ、お酒を少量(15〜20ml程度)かけ、鍋に蓋をして中火にて5分程度牡蠣の蓋があくまで蒸せば完成です。(※牡蠣によっては蓋が開かないものもあります)

海中熟成酒はぜひ燗にして合わせてみてください。海中熟成酒の味わいがさらに強調され、心地の良い余韻が口に広がります。

今年のお酒の出来は?

11月16日、お酒の引き揚げに行ってきました。昨年同様引き揚げたカゴにはフサコケムシがびっしりとついています。フサコケムシは牡蠣と同じものを食べるとのことでこのムシがいっぱい付着するということは牡蠣にとっても栄養がたっぷりあるいい海という証拠です。牡蠣もよく育ち美味しいものになっていそうです。
さて注目のお酒ですが
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色味は薄く琥珀色がかかり、熟成が進んでいるのがわかります(写真右側が海中熟成酒、左が呑み比べ用)
呑んでみると昨年より若干若い感じがありますが、とても4ヶ月の熟成期間とは思えない味わいのお酒に仕上がっています。さらに昨年に比べ爽やかな香りが加わり、また違ったものとなっています。海中に吊るし、自然に熟成を任せるため、同じようにやってもこれほど年ごとに味わいに違いが出るのかと蔵人一同驚かされました。蔵で試したところ開封後一日経つと香りがさらに馴染み、チョコレートの様な風味が出てくるので呑む前日に開封するのもおすすめです。

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