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事業部だより

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2年ぶりに訪れた田辺市、講座ディレクターが感じたまちの変化

ソトコト事業部

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こんにちは、ソトコト事業部の嶋村です。

2024年11月22日〜24日の3日間、関係人口講座「たなコトアカデミー第6期」のフィールドワークで和歌山県田辺市へ行ってきました!

第6期は田辺市の第一次産業がテーマということで、農業、林業、水産業の3つの分野で地域を盛り上げる活動やビジネスをなさっている方々を訪ねました。

林業分野では、住宅用木材の育林から製材、プレカットまでを一貫して行っている「山長商店」さんを見学。製造過程で取り除かれる木の皮や端材は、燃料や紙の原料として利用されるそうで、サスティナブルな取り組みを当たり前のこととして行っていらっしゃることに驚きました。

住宅用木材。杉と檜のそれぞれの特色や使い分けなどを伺いました。

木材の中でも、虫喰いによって建築材料としての価値が下がってしまう「あかね材」と呼ばれるものがありますが、そうした虫喰いも“木材の個性”として生かす活動を行う「Boku Moku」さんのお話も伺いました。

2024年5月に開庁した田辺市役所の新庁舎。「あかね材」を含む紀州材が多く使われています。

また、「たなコトアカデミー」では初めての訪問先である紀州備長炭の製造現場へ。備長炭の原料となるウバメガシの木の切り出しから、釜での焼き工程まで、迫力がありました。

備長炭の原料となるウバメガシの苗を、受講生一人ひとりが植える体験をしました。

農業分野では、柑橘農家「尖農園」さんの農業用ドローンの実演を見学したり、同じく柑橘農家で今回のメンターを務める「十秋園」野久保太一郎さんの園地でみかん収穫体験したり、「日向屋」さんでは梅の木の苗木を植えたり、枝を剪定したりと、身体を動かして農家さんの大変さを実感しつつ、自然を満喫しました。

梅の木の剪定を体験。その木の成長した姿を見据えながら、切る枝を選んでいきます。
みかんの収穫体験。

水産業では、田辺市内の干潟をスタート地点に、ゆったりと散歩をしながら、田辺の海の生態系や海と山の関係についてお話を聞きました。紀伊半島の意外な成り立ちにロマンを感じてしまいました。

田辺市新庄町にある内之浦干潟親水公園。目の前に広がる干潟にはスナガニなど貴重な生物がいます。

最終日には、振り返りワークで3日間に感じたことをまとめ、フィールドワークを締めくくりました。

私も約2年ぶりに田辺に伺いましたが、新たな出会いがある楽しさはもちろん、久しぶりに会った方々もこれまで以上に生き生きと活動されているのが印象的でした。

まちには新しい店舗が続々とオープンしていたり、観光客の皆さんが歩いていたりと活気を感じ、これからの田辺にますます期待が持てるようなワクワクした3日間でした!

ソトコト事業部 嶋村

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