カンフェティにて2月14日(月)10:00よりチケット発売開始予定
https://www.confetti-web.com/ichi-no-kai
★限定割引チケットあり
公式ホームページ
http://ichi-no-kai.jp
見える人も 見えにくい、見えない人もともに 古典の世界を、テーマを合わせた能と講談で旅をする。
講談師をお招きし、テーマを併せた能(謡曲)と講談を楽しむイベント「古典をことばで楽しむ ことのはかぜ」を2010年より開催。
遊楽スタジオで15回、Web版配信3回と数を重ねて参りましたが、今回は新宿区神楽坂の矢来能楽堂にて「親を想う子の気持ち」をテーマに、能「熊野(ゆや)」と講談「秋色櫻(しゅうしきざくら)」を取り上げ、上演します。
出演は(公社)観世九皐会所属のシテ方観世流能楽師の鈴木啓吾、講談協会所属の講談師・神田織音、他。
謡曲の点字点訳活動や視覚支援学校での能の授業を継続的に行ってきた経験より、「聴く」ことにも重点を置いた本公演では、目の不自由な方にも耳から古典芸能をお楽しみいただけますよう、観賞しやすい御席や点字資料もご用意しました。
見える人も、見えにくい人、見えない人も ともに古典の言葉の響きを楽しむ。
この企画公演が、その機会になりますれば幸いです。
演目
元禄元年、菓子屋職人の娘・お秋は宝井其角にその聡明さを見染まられ、俳諧の手ほどきを受ける。
めきめきと上達するお秋は、俳名「秋色(しゅうしき)」と名乗るまでになる。
お秋十三の春、上野の山で読んだ句が上野の宮様の目にとまり、
たくさんの褒美をもらい、「俳諧指南」の看板を掲げるまでになる。
ある日のこと、上野の宮様の見事な庭を父親に見せたいと思ったお秋は…。
時は平家一門が、その映画を誇る平安時代末期。
平宗盛から寵愛を受けていた遠江国・池田宿の遊女・熊野のもとに一通の文。
故郷の母の病重く、熊野は宗盛に帰郷を願うも、宗盛は許さぬばかりか、
花見の供にと連れ出してしまう。
故郷の母を思いながら、桜を愛でながら優雅に舞う熊野。
その時、にわかに降り出した雨に、散りゆく桜。
母の面影を重ね、熊野の心は沈んでゆく…。
タイムスケジュール
講談「秋色櫻」神田織音
(休憩20分)
能「熊野」鈴木啓吾
(16時頃終演予定)
*本公演は、目の不自由な方でもお運びいただけるよう、
・お客様が同伴されるガイドサポーター1名無料(要予約)
・視覚支援席の方には、謡曲本文と現代語訳の点字資料のご用意を承ります(要予約)。
*視覚支援席は、一乃会でのみのお取り扱いとなります。
主宰プロフィール
(公社)観世九皐会所属、(公社)能楽協会会員
重要無形文化財(総合)指定保持者
一般社団法人 一乃会 代表理事
一乃会 神楽坂 遊楽スタジオ代表
観世九皐会、緑泉会での演能活動を中心に、自身の研究公演「一乃会」を主宰。
能普及を目的としたイベント「ことのはかぜ」「遊楽のひととき」、テーマを併せた講談と能を一緒に楽しむイベント「古典をことばで旅する ことのはかぜ」などを企画・主催。
さらに自宅でも楽しめるよう、各イベントのweb版をYouTube動画サイト[一乃会チャンネル]にて継続的に配信中。
目の不自由な方でも能の舞台や謡曲を楽しんでいただけるよう、謡曲の専門古文点訳活動や視覚特別支援学校での総合学習の授業を定期的に実施。
著書:「能のうた-能楽師が読み解く遊楽の物語-」
「続・能のうたー能楽師が読み解く遊楽の物語ー」(ともに新典社刊)
公演概要
公演日時:2022年4月23日 (土) 13時15分開場/14時開演
会場:矢来能楽堂(東京都新宿区矢来町60)
■出演者
鈴木啓吾 / 神田織音 / 河井美紀 / 野口能弘 / 野口琢弘 / 八反田智子 / 大山容子 / 柿原孝則 / 永島充 / 坂真太郎 / 桑田貴志 / 中森健之介 / 奥川恒治 / 遠藤喜久
■スタッフ
主催:(一般社団法人)一乃会
協力:(公益社団法人)観世九皐会
助成:アーツカウンシル東京
点字資料制作協力: 日本点字図書館、筑波大学附属視覚特別支援学校
■チケット料金
正面席(前売):5,500円
脇正面席(前売):4,400円
中正面席(前売):4,400円
(全席指定・税込)
1, 000円割引!正面席(前売):5,500円 → カンフェティ正面席(前売):4,500円!
1, 000円割引!脇正面席(前売):4,400円 → カンフェティ脇正面席(前売):3,400円!
※視覚支援・学生のお申込は、一乃会でのみ取り扱い。視覚障碍者ガイドサポーターは1名無料。