九州で大半が生産されている
消費量1位大分市、2位鹿児島市、3位名古屋市。
出汁をとったり煮物で炊いたり、栄養価たっぷりで和食に欠かせない食材。「干ししいたけ」です!
1位の大分市は、いわずと知れた、干ししいたけの一大生産地です。大分を一度訪れたことのある人はご存じかもしれませんが、お土産屋さんには干ししいたけの商品がずらりと並び、車で山道を通るとしいたけの原木を見かけることがあります。
干ししいたけの生産量の多くは九州が占めています。とりわけ大分は圧倒的。それが理由なのか、ここ数年のランキングの上位には大分、鹿児島、熊本、福岡など、九州各地が名を連ねています。
今回のデータでは名古屋が3 位でしたが、年によって千葉、島根、沖縄と、さまざまな都道府県がランキング入りしていました。
しかし、「干ししいたけ」の消費量が多い都道府県が「生しいたけ」もよく消費しているかというと、かならずしもそうではないのがおもしろいですね。
時代はコーヒースタンドから「出汁スタンド」へ
九州から遠い地域に住んでいる方には、大分がいかに干ししいたけの聖地であるかを実感しづらいかもしれません。そこで紹介したいお店が、大分駅から歩いて行ける「大分しいたけ屋やまよし」。
干ししいたけはカサの開き具合によって「冬菇(どんこ)」「香信(こうしん)」「香菇(こうこ)」の3種類にわかれますが、そのすべてを揃えているのはもちろん、冬菇と香信は量り売りをしてもらえます。
ここでぜひ試していただきたいのが、しいたけの出汁スープです。
店内の「SHIITAKE STAND CONON」では、出汁スープをコーヒーのように気軽にスタンドで飲むことができます。
身体のすみずみにしみわたり、疲れがいっきに吹き飛んでしまうような、やさしい出汁。薬も栄養ドリンクもいっさい不要に思えてしまいます。しいたけ出汁をつかったソフトクリームも販売しているので、しいたけ好きのあなたはぜひお試しを。
これまで昆布やかつお、いりこで出汁をとっていた方も、一度、大分の豊かな原木風景を想像しながら干ししいたけの出汁に包まれてみてはいかがでしょうか?
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