遠出ができないから、北海道で人気のお菓子をポチった。
コロナウィルスの流行で、思うように遠出ができない今。自宅で日本各地の魅力を楽しむべく、ネット通販を使ったお取り寄せが、ちょっとしたマイブームになっています。
こうなる以前は考えもしなかったけど、遠く離れていても好きな町、気になる町を応援できる。しかも楽しみながら、と気が付いたのは、ここ数か月のことかもしれません。
今回取り寄せたのは、室蘭銘菓「草太郎」と「千壽栗」。
今回取り寄せたのは、北海道出身の某人気漫画家が連載のなかで紹介していた、草太郎本舗(室蘭)の「草太郎」と「千壽栗」というお菓子。
北海道では一部スーパーや道の駅などで購入できる人気のお菓子で、道内に住む友人に聞いてみたところ、室蘭土産としていただく機会が多いそうです。
よもぎのいい香りがたまらない「草太郎」
草太郎は、よもぎの色と香りが爽やかな饅頭。よもぎ餅やよもぎ団子は食べたことがあるけど、よもぎの饅頭ははじめて。見た感じはおおよそ蒸し饅頭といったところ。
なかを割ってみると、ふわふわ生地の中に、なめらかな粒あんがきゅっと詰まった2層構造。次によもぎの爽やかな匂いがフワ~っと立ち昇り、それを口に入れると香りが鼻にすーっと抜けていきます。
草太郎で使用しているよもぎは、若葉を手摘みしてすぐに下処理することで、本来の爽やかな香り、味、栄養、色までキープしているそう。
あんは甜菜糖で自然な甘さ。よもぎの香りに自然の甘みがきちんとマッチしていて、お土産によろこばれるのも納得です。
よもぎは3~5月が旬なので、季節的にも今がおすすめ。
甘みの一体感がすばらしい「千壽栗」
いわゆる栗饅頭。でも、茶色い部分に羊羹をコーティングしている点が珍しい。
割ってみると甘く煮た栗が丸ごと1個入っていて、中身も外身も贅沢な逸品です。
栗はしっかり甘いけど上品。まわりの白あんと甘さの塩梅が合っていて、外層・中層・中身が違和感なく調和しています。
ほんのりバターの香りもして、食後の満足感にも一役買ってくれています。
草太郎と併せて、定期的に取り寄せたくなるおいしさでした。
余談ですが…。
そのまま食べて十二分においしい草太郎ですが、
「凍らせてもおいしいかも……」
とっさに思いつき、1個だけ試しに冷凍庫へ。
一度しっかり凍らせたあと、1時間くらいかけて自然解凍。その後、封を切ってみると……。
氷や霜が表面に付くかと思ったら、凍らせる前とまったく変化なし。
割ってみるとあんが少し凍っているのがわかります。
食べてみると、生地は相変わらずやわらかく、よもぎの風味もしっかりキープ。
あんは、やわらかい「あずきバー」のような食感で、舌で溶ける分、少しだけ濃厚に感じられます。
暑い夏には、凍らせて味わうのもいいかもしれません。