昨年末に、娘の住民票を小豆島から幡豆に変更した。今年1月から娘を幡豆の保育園に預けるためだ。
拠点ごとの「一時保育」の違い。
デザイナーでもある私は、年度末が一番忙しい。産後の私の仕事時間は、母や夫が娘を見てくれる時間と、娘が寝ている間だけだが、その貴重な時間は、家事をする時間でもあるので、仕事がなかなか進まず、いつも焦りと苛立ちを感じていた。そんな自分が嫌だったし、預かる夫や母も大変そうだった。何よりこのままでは絶対に仕事が終わらない。娘を一時保育に預ける以外方法がなく、一時保育の門を叩いた。
実は、まだ娘が0歳の時に幡豆がある西尾市内で一時保育を希望した時は、丁重にお断りされてしまった。今回も当たって砕けろの精神で問い合わせたら、あっさりOK。聞けば、西尾市は0歳の一時保育は非常に少ないが、1歳からならいくつかあるので、入りやすいそう(私の調査不足……)。
なお、なぜ狙う先が保育園への入園ではなく一時保育なのかというと、二拠点生活をしているから。一つの保育園に毎日通い続けることはなく、その土地にいる特定の日=一時だけになるからだ。幸い西尾市内の保育園は1か月に15日まで利用可能(平日限定)。二拠点生活者には充分な日数だ。
そして、小豆島側でも近所の一時預かり施設が、平日・休日関係なく何日でも預かってくれるので利用している。一時保育を利用すためには、子どもの住民票がその土地になければ無理なことが多いが、幸い小豆島町は町外の子も利用することができる。
さらに0歳1か月から預けることも可能。
多拠点生活で一時保育を考える場合、あらかじめ調べよう。
このように、地域や施設によって、一時保育を利用できる条件や金額、園の雰囲気が大きく異なる。もし、多拠点生活をする際、子どもを一時保育に入れたいと思う場合、あらかじめ候補地の一時保育を調べておくことを強くおすすめする。
調べる方法は、まずは候補地の市役所の担当部署に電話をかけて大枠を確認し、その後一時保育を行うさまざまな施設に電話をかけて、入れる条件を満たしているか確認。可能であれば利用内容と金額を確認。よさそうな施設があれば、なるべく見学(見学時に面談することも多い)。選ぶ際、子どもによっても「合う」「合わない」があるのでいくつか候補を挙げておこう。子どもがどうしても嫌がるようであれば、別の保育園に替えるお母さんも多い。実は我が子も、小豆島の施設では慣らし保育3日目で、「やった! パチパチ」と言いながらに入っていくが、幡豆ではいまだに行くのを泣いて嫌がり、「別の保育園にしようか……」と心を痛ませながら悩む日々。
ある日の夫婦
昨今の多くのテレビや新聞を飾るのが「新型コロナウィルス」の話題。感染を防ぐため、世界中の方々が不要不急の外出や、イベントの開催、公共交通機関の利用を控えている。そこで迷うのが、二拠点の移動。都会での車の運転に不安がある私は、船、バス、新幹線、電車という 4つの公共交通機関を合計約 7 時間も利用して二拠点を移動している。経由する地域は感染者が多いエリアがいくつもあり、現段階感染者ゼロの小豆島や幡豆に菌を運びかねなく、移動を踏みとどまっている。しかしこのままでは……。いつ移動しよう……。