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千葉県の給食あるある!あなたは「麦芽ゼリー」派?それとも「ちはなちゃんゼリー」派?

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エリアや年代にもよるが、千葉県民に給食について尋ねると「麦芽ゼリー」や「みそピーナッツ」などが挙げられる。千葉市では、千葉市産のにんじんのみを使った「ちはなちゃんゼリー」も給食として提供されているようだ。それらがいったいどんな味だったのか、果たして人気はあったのか、千葉県民に聞いてみた。

目次

茶色い見た目の麦芽ゼリーは、どんな味?

千葉県千葉市に本社を置く「フルヤ乳業(古谷乳業株式会社)」が製造し、1978年から「千葉県民のおやつ」として学校給食で親しまれている麦芽ゼリー。栄養たっぷりな麦芽(ばくが)飲料を原料として使っている。味を想像しにくい見た目だが、いったいどんな味なのだろうか。

千葉県民からは、「固形のミロを薄めたような地味な味」「ココア味のムースみたい」といった声が聞かれた。硬さはゼリーほどではなく、ムースほど柔らかくもないという。
麦芽ゼリーが嫌いな人には出会わず、好意的で懐かしむ声が圧倒的に多かった。千葉県内にあるドラッグストア「ヤックス」の創業55周年記念として、麦芽ゼリーが期間限定で販売されたことからも、麦芽ゼリーの人気の高さがうかがえる。今でも給食に出している小学校が存在し、麦芽ゼリーの魅力が千葉県の新たな世代へと着実に引き継がれている。

にんじん味の「ちはなちゃんゼリー」

「ちはなちゃん」は、千葉市が推進する「花のあふれるまちづくり」のシンボルキャラクターのこと。千葉市の花である「オオガハス」の妖精で、ちはなちゃんのプロフィールは千葉市ホームページでも紹介されている。そんなちはなちゃんの名前が付けられた「ちはなちゃんゼリー」は、千葉市産のにんじんを使って作られた鮮やかなオレンジ色のゼリーだ。

平成17年10月には、千葉市教育委員会、千葉市農政センター、千葉市学校栄養士会が中心となり、JA千葉みらい、千葉県学校給食会等が参加・協議を行い、千葉市産のにんじんのみを利用した「にんじんゼリー(ちはなちゃんゼリー)」を製品化し、千葉市全校に供給された。
2005年以降に千葉市内の学校に通っていた人なら「ちはなちゃんゼリー」の存在を知っているだろうが、市外になると知らない人が圧倒的に多い。ちはなちゃんゼリーに出会うことがあったら、そのチャンスを逃さず食べてみてほしい。

千葉県の給食あるある・定番といえば「みそピー」

麦芽ゼリーや、ちはなちゃんゼリーは千葉県の中でもエリアや年代によって知らない人もいる。しかし、「みそピー」には多くの千葉県民が反応した。みそピーとは、ピーナッツと味噌を組み合わせた食べ物だ。従来は千葉・茨城地方で親しまれていた家庭料理であり、「日出味噌醸造元」が約60年前に全国へ紹介。「みそピー」というブランド名とともに、東日本・​​北関東地域を中心として広まっていった。
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「ジャムみたいに小さなビニールに入ってました。袋の端を切り、歯でこそいで直接食べてました」
「袋のまま押し出してチューチュー食べてた」
という声が多く聞かれた。ご飯に乗せて食べる人よりも、みそピーのみを食べて楽しむ人が多いようだ。千葉ではスーパーや直売所で売られているので、私も購入してみた。原材料名を見ると落花生とみそ以外にグラニュー糖、水あめ、はちみつと書かれている。
食べてみると、予想以上の甘さを発揮していた。このままでは甘すぎたので、ナスのみそ炒めに加えてみたがやはり甘い。人によってはこのままお酒のおつまみとして食べる人もいるが、何かと和えて隠し味として使うのがよさそうだ。山登りのときに食べた、みそピー入りおにぎりはおいしかった記憶がある。登山やマラソンなど体力を使うときは、みそピー特有の甘さが体を癒やしてくれそうだ。
自家製みそピーを作っているという人が、「給食やスーパーのは落花生の周りのみそが柔らかいのですが、家で作るのはカリカリしています」と話していた。自家製だと落花生の炒り具合や甘さも自分好みに加減でき、自家製みそを使ってオリジナルのみそピーを楽しめそうだ。
麦芽ゼリーとちはなちゃんゼリーは手に入る場所が限られているが、みそピーは普通のスーパーマーケットなどで売られているので、千葉に足を踏み入れた際は手に入れて堪能してみてほしい。

まとめ

千葉県の給食についてご紹介した。定番のみそピーはもちろん、機会があれば麦芽ゼリーやちはなちゃんゼリーも試してみてほしい。千葉県民は、きっと懐かしい気持ちになるはずだ。

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