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バッグ型コンポストで生ごみ約225トン、CO2約79トンを削減!

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都会でもさほど珍しくなくなってきた、生ごみを廃棄物とせず堆肥にして活用する取り組み。ローカルフードサイクリング(福岡県福岡市)がガーデニングや家庭菜園などでも使いやすいよう開発したバッグ型「LFCコンポスト」の販売を通して、2020年の生ごみ約225トン、CO2約79トンが削減されたと発表しました。

 

販売開始から1年で1万人超が利用

日本の家庭から廃棄されている生ごみは日本で一年間に食べられている米と同じ量の年間 約1000万トンで、約90%もの水分を含む生ごみは焼却され、多くのエネルギーを浪費しCO2を排出しているといいます。

微生物の力で生ごみを堆肥にする知恵は昔から受け継がれてきましたが、堆肥をつくる従来の容器は大きいものが多く、都市部に暮らす人にとって取り入れるのが難しいことに着目し、台所を起点としただれでも利用しやすい資源循環のためのバッグ型「LFCコンポスト」を開発。2020年1月の販売開始以来、1万人を超える都市部の人が循環活動に参加し、同社の試算で2020年の生ごみ約225トン、CO2約79トンが削減されました。

 

「捨てない暮らし」で命を支える食循環を目指し

LFCコンポスト」の主な特徴は、長年の経験から厳選した素材を使用して堆肥化までの分解を速め悪臭を抑える独自の基材配合と、キッチンやベランダに置いて楽しめる「映える」バッグ型。コンポストを利用する上での疑問や続けるためのコツなどをプロがLINEで応対する体制を整え、初心者向けコンポスト講座、ベランダ菜園講座、コンポストを通したSDGs研修なども提供し、「捨てない暮らし」を通して命を支える食循環の輪の広がりを目指しています。

 

企業の循環活動も

RKB毎日ホールディングス本社ビル(福岡市早良区)では、2020年4月からコンポストを設置し、毎日食堂から出る5~8㎏の生ごみを6箱のコンポストへ投入。4月からの生ごみ廃棄量はゼロになり、6月からコンポストで作った堆肥を使って野菜作りをはじめ、収穫した野菜は食堂で使うという循環活動を行なっています。

LFCコンポスト
LFCコンポスト

ペットボトルの再生生地を使用しているというバッグ型のコンポストを眺めているだけでも自然とのつながりを感じて癒されそうな都市型「LFCコンポスト」。ガーデニングや家庭菜園の気持ちのよいこれからの季節に向け、循環生活を始めて見てはいかがでしょうか。

■LFCコンポスト 公式WEBサイト

文|土田真樹子

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