岐阜県加茂郡白川町と鮎釣り　

私は、飛騨川が流れる岐阜県の加茂郡白川町というまちで働いています。

「白川郷？」とよく、よーく訊かれますが「合掌造りの白川町ではありません。」と答えます。

岐阜市よりJRで約1時間、そのまま乗り過ごすと三大名湯の一つ下呂温泉まで約30分、飛騨高山へは約1時間の位置にあるまちです。そこで、私は、中学校の教員をしています。先日は、その中学校で、職員や生徒や保護者の皆さんと、校庭でキャンプをしました。そこに、PTA会長さんが、自分で釣った鮎を100匹!!　持って来て下さいました。6月から釣って冷凍しておいた鮎が冷凍庫にたっぷりあるのだとか。「家族が食べる、食べんの問題じゃなくて、釣るのが当たり前なんです。」と会長さん。その鮎を炭焼きにして食べる、その美味しいこと!!

キャンプ2日目、8月25日は、網漁の解禁日で、町中の釣り好きが「ソワソワ」……。

「明日は網の解禁やで、すんません！」とキャンプから早く帰っていく方も。聞けば「小さい頃からの習慣やもんで、やらんと気が済まん。」とのこと。「お父さんが網掛けやってる横で泳いどって、網に掛かった鮎を私達が獲ることもあるよ。」と小学生の低学年の女の子も私に教えてくれました。
　
「やらんと気が済まん」ことは、理屈ではなく、幼い頃から体に染み込んだ体の一部のようなもの。そんな「やらんと気が済まん」こと……あればある程、人生とはきっと楽しいものなのでしょうね。

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