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ソトコトペンクラブ

KITTE大阪から、行ったつもりのローカル旅

しもやん

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JR大阪駅周辺(梅田界隈)では、再開発で新しいビルが次々と建ちました。そのひとつが、大阪中央郵便局だった場所に建った「JPタワー大阪」であり、2024年に竣工・開業しました。このビルの低層階にある商業施設は「KITTE大阪」(郵便切手にちなんでつけられています)と名付けられ、そのうち2階は「ええもんにっぽんめぐり」という名で各地の名産品を取り扱うお店が集中しています。

エスカレーターで2階に上がると最初に視界に入るのは大きな注連縄。出雲大社で有名な島根県のアンテナショップがあります。土産物として定着しているお菓子や水産加工品、調味料など様々なご当地ものが取り扱われ、島根県に住んだことがある筆者にとっては心惹かれる空間です。

その隣には兵庫県のアンテナショップがあり、東西にも南北にも広がり多様な地域性を包括する県全体の土産物が集結しています。ほか、周辺には高知県・鹿児島県・京都府のアンテナショップがありそれぞれの県のカラーを出したお店となっています。

少し奥まったところには新潟県の日本酒に特化したショップや広島県、和歌山県の湯浅町(醤油発祥の地)、宮崎県などのショップがあり、それぞれ県の特色を表すキャッチフレーズや装飾をして営業し、楽しませてくれます

そのエリアの一角には北陸3県(富山・石川・福井)の合同アンテナショップがあり、北陸新幹線の福井県内延伸直後ということもあってか北陸エリアの情報発信にもかなり力を入れている印象があります。北陸3県の酒類、海のもの、陸のもの、工芸品と多岐にわたる北陸のええもんが取り扱われています。筆者は福井県にも住んでいたことがあり、そのときに吞んでいたお酒やお土産品として買っていたものも見かけ、それらが欲しくなったときはここに来ようと思いました。

また、このエリアでは時々各地域のPRイベントも開かれています。多様な地域の特色のある品が集結し、ローカル好きな人には「各地に行ったつもり」で1日過ごすことさえできそうな空間です。また、KITTEのほかのフロアには地方発の工芸品やブランドのものを取り扱ったお店も入居しており、地方と大阪を繋ぐ役割を担うスポットになっています。その昔、梅田には「アリバイ横丁」という土産物街があったそうで、「令和のアリバイ横丁」と呼ばれることもあるそうですが、アリバイ作りに留まらず関係人口を生み出す場になりそうだと思います。

皆さんも、ここでふらっと、お気に入りの地域を見つけて「関係人口」になりませんか?

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