茨城県ひたちなか市で「100年先も豊かに暮らせる海、街をつくる」をコンセプトに、阿字ヶ浦海岸でのビーチマーケット開催などを行う『イバフォルニア・プロジェクト』。創立期からの主要メンバー・小池さんが語る、有志団体に関わる人に読んでほしい5冊。
小池伸秋さんが選ぶ、ローカルプロジェクトのアイデア本5冊
『凡人のための地域再生入門』も、動き出す前に読んでおいてよかったと、また違う点で思えた本。ローカルプロジェクトでよくある問題がたくさん出てきて、この本のおかげで適切に対処できたと思います。人材の探し方やそういう人たちのつなげ方なども学べました。
『イバフォルニア・プロジェクト』の一大イベント、2日間にわたるビーチマルシェが最初に終わったタイミングで読んだのが、『マイパブリックとグランドレベル』。僕らも最終的には海辺を行政も巻き込んだ公園のような場所にしたいという思いがあり、自分たちにできる第一歩としてビーチマルシェを始めたところがあります。ここで書かれていることは僕たちのやっていることと近くて、目指す場所を再認識しました。
『「がんばらない」経営』は、地元の企業でもある『ケーズデンキ』の社長による経営論の本です。努力をしないわけではなく、無理に頑張るとしわ寄せが来るから自分にできることを着実にしていこうという考え方は、自分の行動指針でもあります。「頑張らない」ことは、活動を継続していくうえでのポイントです。
『ルーズヴェルト・ゲーム』は、チームで活動することの魅力がわかる小説。運営をどうするかではなく、「チームを組むとどんなふうに楽しくなれるか」が、企業野球のチームの姿から見えてきます。