お正月の玄関を彩る「しめかざり」。地域によって形がことなるのをご存じでしょうか? 今回紹介するのは、福岡県北九州市の「鶴」。鶴は九州各地に見られますが、北九州市独自のスタイルがいまも根付いています。
北九州市小倉の台所・旦過市場にやってきました!
年末の5日間だけ、市場の出入り口にしめかざりの露天が並びます。
カラフルで堂々としたしめかざり。
どことなく北九州の成人式の豪華さと重なるのはわたしだけでしょうか……?
「鶴丸型」とも呼ばれるだけあって、見事な円です。
同じ鶴でも、お店によってデザインがちがうのが楽しいですね。
こちらの特大サイズは立体的な仕上がり。いまにも飛び立ちそうです。
こちらのお店では、男性がしめかざりを作っているところでした。
手際よくダイダイを打ちつけていきます。
胸踊るリズミカルな音。お正月が楽しみになってきました。
こんなかわいらしいものも。
鶴の左右のあしらいもさまざまで、クリスマスリースを選んでいるような気分です。
車にも飾れるミニサイズもありました。
一般にはお正月を過ぎると外されてしまうしめかざり。
わたしたちの目を楽しませてくれるのは、ほんの一瞬のひとときなんですね。
今年のお正月は、あなたの住む地域のしめかざりをじっくり観察してみてはいかがでしょうか?
【おまけ】年末の旦過市場レポート
小倉の台所には、フグやクジラはもちろん、郷土料理「ぬかみそだき」のお店がずらり。
福岡の郷土料理・がめ煮(筑前煮)セットもありました。「かつお菜」は福岡の伝統野菜ですね。
ああ、市場って楽しい!!