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新潟に夏の訪れを告げる「まき夏まつり」。新潟市西蒲区・巻の町が熱く盛り上がる!<2024年は6月14〜16日開催>

Nico

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豊かな自然溢れ、風光明媚な新潟市西蒲区の「巻地区」では。街中に鎮座する巻神社の例大祭と兼ねて、新潟県内で一番早く夏まつりが行われます。米どころ新潟の広大な田園、山そして、海が共存する西蒲区の魅力とともに、巻地区で3日間にわたり街中が熱気に包まれる「まき夏まつり」をご紹介します。

目次

豊かな自然が広がる「西蒲区・巻」

新潟市の南側に位置する西蒲区は日本海に面し、標高482mの「角田山」や、「角田浜」・「越前浜」・「浦浜」と3つの海水浴場もあります。この海沿いを走る越後七浦シーサイドラインは、風光明媚なエリアとして観光客に人気があります。

「角田山」は登山で人気のスポット。コースがいくつもあり、トレッキングなどを楽しめます。

角田岬灯台と日本海の絶景。


「角田山」の西側には「角田岬灯台」や源義経が身を隠したといわれる「半官舟かくし」があり、観光客にも人気です。

灯台側の登山道を少し登れば、雄大な日本海と灯台の美しい風景も一望できます。

角田山登山コースについて

今回紹介する「まき夏まつり」が行われるのは、この西蒲区にある巻地区。美しい田園風景が広がるのどかなエリアです。

「巻」というの地名は、アイヌ語の「マク(奥・後ろ)」や信濃川の洪水で「水が渦巻く」などが由来といわれていますが、定かではありません。また県内で最も古いといわれる「山谷(やまや)古墳」など、数多くの遺跡が巻地区で発掘されています。

巻地区の中心部には、昭和時代にタイムスリップしたかのような「まき鯛車商店街」があり、お盆に子どもたちが家の周りを引いて歩く、竹と和紙で作られ車輪が付いた鯛形の郷土玩具「鯛車」をモチーフにした「鯛焼き」や、焼きそばにカレーミートソースをかけて、紅生姜をトッピングしたご当地グルメ「カリーナ」を皮で包んだ「カリーナ春巻き」などのグルメを楽しめます。

新潟に夏の訪れを告げる「まき夏まつり」

巻観光協会HPより。

西蒲区の巻地区で行われる「まき夏まつり」は、鯛車商店街のある巻本町通りなどを中心に巻神社の例大祭にあわせて、例年6月中旬の3日間にわたり開催されます。新潟に夏の訪れを告げる県内で一番早い夏まつりです。

祭りがメインで行われるまき鯛車商店街の様子。

お祭りでは露店が並び、民謡流しや越王(こしわ)太鼓・新潟県警察音楽隊の演奏、神輿渡御、パレード、市民参加の各種イベント、打ち上げ花火、越王太鼓、やかた竿燈などさまざまな催し物が行われ、町中が熱気に包まれます。

例大祭が行われる巻神社は、越後の戦国大名・上杉謙信にゆかりがあり、彼が毘沙門天を崇拝していたことから、祭り期間中には巻本町通りに「毘」の文字が記された旗が立てられます。

大祭が行われる巻神社とは

巻神社の境内。

巻神社は、JR越後線巻駅から徒歩5分ほどの街中に鎮座する、地元の方から厚い信仰を受ける名社で、厳かな雰囲気が漂います。

創建は不明ですが、古く平安時代にはすでに存在が確認されていたといわれています。江戸時代には巻藩の牧野氏により崇拝され、明治維新後は村社となり、古くから現在に至り厚い信仰を受けてきた由緒ある神社です。

ご祭神は天照大神と豊受大神で、五穀豊穣、商売繁盛、厄除け、家内安全のご利益があるとされています。お祭りの際に参拝し、所願成就の御祈願もできますね。

住所:新潟県新潟市西蒲区巻甲2224
電話:0256-72-2238
例大祭:6月17日

地域性豊かな「まき夏まつり」でイチオシのプログラム

3日間開催される「まき夏まつり」ではさまざまな催し物が行われますが、その中でも地域性豊かなプログラムをご紹介していきましょう。

巻観光協会公式サイトより。

初日はオープニングセレモニーをはじめ、巻地区の伝統的な民謡「巻甚句」や「やかたおけさ」の民謡流しが行われます。その光景はまさに昔ながらの日本の夏!

街中を練り歩く神輿。

二日目には山車や江戸時代から続く「神輿渡御」で町の中を練り歩き、お祭りが盛り上がりを見せます。

さらに夜には竹野町区内で大花火大会が行われ、およそ170発の花火が巻の夜空を鮮やかに彩ります。

興奮冷めやらぬ最終日。「神輿渡御」をはじめ、西蒲区を拠点に活動する団体による「長胴・締太鼓」など、大きさの異なるさまざまな太鼓を使った「越王太鼓(こしわだいこ)」が迫力満点の演奏を行います。

巻観光協会HPより。

フィナーレを飾るのは西蒲の名物「やかた竿燈(かんとう)」。長い竹を縦につなぎ、横木をつけ、そこにたくさんの提灯をぶら下げた無病息災・五穀豊穣を祈願する縁起もの。秋田のねぶりながしの「秋田竿燈」を元に、1975年に巻商工会青年部によってつくられたのだそう。稲穂に、堤灯を米俵に見立て豊作を祈願します。これを担いで街中を練り歩く光景は圧巻です。

最高潮の熱気と情熱に包まれて、3日間のまき夏まつりを締めくくります。

まき夏まつり開催情報

開催日:2024年6月14日(金)・15日(土)・16日(日)

まき夏まつり問合せ先:まき夏まつり協賛会本部(巻地区コミュニティー協議会)

電話:0256-72-8736(平日9:00~16:30)

巻観光協会

文・写真:Nico
*内容・情報は掲載時のものです。

参考サイト
https://kt-hub.com/14182/kanjinja
https://niigata-kankou.or.jp/event/1887
https://www.samuraimuseum.jp/blog/uesugi.html
https://yakata-kantou.sub.jp/about/index.htm
https://yakata-kantou.sub.jp/about/index.htm

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