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アルプスを臨みながら味わう豚骨の旨味「百華良蘭」【長野ローカルラーメン】

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長野県在住のラーメンライター、たこにわです。ラーメン食べ歩きは40年以上、北は旭川、東は根室、西は長崎、南は石垣島まで訪麺しています。47都道府県制覇しました。僕は、ローカル色があり地道に頑張っているお店をみなさんにご紹介していきます。

目次

中央アルプスの山々を臨む長野県飯島町

人口が1万人に満たない小さな長野県飯島町は、西に中央アルプス、東に南アルプスを臨む風光明媚な里。
そんな町に昨年9月、ラーメン専門店が誕生した。
今回ご紹介したいお店は「百華良蘭」(ひゃっかりょうらん)、何とも華やかな店名である。
澄んだ空気の冬が特に美しいアルプスの山々

澄んだ空気の冬が特に美しいアルプスの山々

お店はJR飯田線の飯島駅から徒歩3分ほどの場所。
小路に入ったところなので目立たないが、存在感はしっかりある。
JR飯田線 飯島駅

JR飯田線 飯島駅

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一番人気の黒豚骨醤油ラーメンを味わう

お店に入りメニューを見るとその種類の多さに驚く。
ラーメンの種類は醤油、味噌、塩。それぞれ、いろんなバリエーションがある。
「もつ煮ラーメン」というのもあるが、いったいどんな味なんだろうか。
迷った挙句、お店の人に一番人気をお聞きすると「黒豚骨醤油がおすすめです」と言われた。
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その黒豚骨醤油ラーメンだが、スープを一口飲んで「おっ!?」と感じた。
とても奥深いのだ。豚骨のダシがまろやかなうえに、やや濃いめの味には味噌スープのような錯覚さえある。
予想外の旨味だった。何だか、いきなり奇襲されたようなショックだ。
このスープは後を引く。
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味噌スープかと錯覚するような旨味

味噌スープかと錯覚するような旨味

麺は中細のやや縮れ系。
ちょっと昭和の中華そばを彷彿させるような食感である。
スープは攻撃的だったが、麺は優しさを感じた。
具はチャーシュー、九条ネギ、白髪ネギ、細く切ったきくらげ、そこに極太のメンマがいいアクセントになる。
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地元グルメもメニューにある昭和中華屋さん

飯島町は長野県の南信と呼ばれるエリアにある。
その中でも上伊那地方と呼ばれ、ソースカツ丼や蒸した麺を焼きそば風に食べるローメンといったローカルフードがたくさんあり、このお店のメニューにも入っていた。
場所柄、地元のお客さんが多いようで、ラーメンの種類だけでなくローカルフードまで楽しめる昭和中華的な存在になるのではと期待を大きく寄せてしまう。
ローカルラーメンのいいところは、ローカルフードまで味わえること。
ソースカツ丼のセットを頼めばよかったかなと若干後悔。後ろ髪を引かれる思いだったが、次回の楽しみに残しておこう。
店舗情報
拉麺 百華良蘭
住所: 長野県上伊那郡飯島町南仲町1172−3
TEL:  0265-98-8619
営業時間:11時00分~14時00分, 17時00分~22時00分、水曜定休
文・写真:たこにわ
*店舗情報・メニュー内容は取材時点の情報でございます。

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