お正月は何を食べる?
お正月というと、おせち料理が代表的だが、そこには必ずと言っていいほど「お雑煮」がある。
おせち料理も地域性はあるが、もっと地域性があるのはお雑煮だろう。
おすましタイプもあれば、味噌タイプもある。
お餅も焼くタイプもあれば、焼かないタイプもある。なかには餡子餅をいれる地域もある。
日本で唯一の蒸すお雑煮。蒸し雑煮。
これは福岡県は朝倉地区に伝わる蒸し雑煮。おそらく全国的にも蒸し雑煮はここだけだろう。
歴史を調べてみると、このような経緯でできたらしい。
江戸中期、長崎に伝わった茶わん蒸し料理が長崎警備をしていた福岡藩に伝わり、養鶏が盛んなこともあり卵を使う茶わん蒸し料理が広まったとされます。
江戸後期には、秋月藩も長崎警備を代行し福岡藩とも親密だったため、特に朝倉地域に広まりました。
当時貴重だった卵を使う「茶わん蒸し料理」がお正月のご馳走「お雑煮」と合わさり、より贅沢な「蒸し雑煮」が生まれました。
出典:朝倉市HP(https://www.city.asakura.lg.jp/)
今回は通信販売で朝倉からレトルトを取り寄せて作ってみた。これは蒸し雑煮公式ホームページ(http://mushizouni.jp/)で購入可能だ。
取り寄せてみると、このようなパッケージに入って送られてきた。実際に中を見てみます。
説明のリーフレットと、出汁と具材が入ったパッケージ、お餅が2つ入っていた。
作り方も書いてあるので、指示通りに卵を準備して、具材も追加で蒲鉾、小松菜、筍、エビをいれてレンジに入れて待つこと5分。
出来上がりはこの通り。
今回はレンジで作ったからか、ちょっと見た目が、、、という感じではあったが、実食してみると、とてもおいしい。
お雑煮というと、おつゆとお餅と具材というイメージだが、これはほんと茶碗蒸しっぽい。
でも、お餅が入っていて、これはこれでおいしい。
今回2パック購入してるので、次はレンジではなくて蒸す形でもう一度チャレンジだ。今度は上手に作りたい。
お正月は全国のいろいろな風習の料理を知れる。また、料理から風習が知れることもある。
ローカルはほんといろいろな文化があって面白い。