「家族と田舎でのんびりと暮らしたい。」都会でのせわしない生活に疲れた時、ふと地方への移住を考えたことのある人もいるのではないでしょうか。今回は結婚後に家族で移住した場合、どんなメリットがあるのかを実際の体験談をもとにご紹介します。
結婚後移住のメリット
地方へ移住すると、都会とは異なる環境や人間関係の中で様々なメリットがあります。日々の暮らしや子育てのことなど、実際の移住者に結婚後移住についてお話を伺いました。
自然が多い環境で暮らせる&子育てができる
都会の日々から離れてまず一番に感じるのは、自然の美しさ。空は広く、太陽は近く感じ、星も綺麗に見えるため、ふと癒される瞬間が増えるのだそう。穏やかな風景は、家族と過ごす時間もやさしいものにしてくれます。
自然の中で暮らすことで子どもも外に出て遊ぶことが増え、のびのびと感性豊かな子に育てることができるかもしれません。
周囲の協力が得やすい
近所の人から畑や海で採れた食材をおすそわけしてもらったり、災害時は周囲の人と助け合って行動できたりと、周りの協力が得やすいこともメリットの一つ。周囲に相談できる環境があれば、1人で悩みを抱えて孤立することも少なくなります。
また、子どもがまだ小さい頃は、近所の人に面倒を見てもらえることも多いのだそう。田舎では人との距離が近く顔見知りが多いため、安心して預けることができそうですね。
待機児童が少ない
保育園などの待機児童がほぼいないことも大きなメリットです。
子どもを育てている人たちからは「恵まれている」という話も多く出るとのこと。周囲の人や保育園などの協力を得ながら子育てができるため、親の負担が少なくなるのかもしれません。
一方で結婚後移住の気になる点も
メリットがある一方、地方ならではの気になるところも。
人付き合いをうまくできるだろうか?
人との距離が近いことで、夫婦仲が上手くいっていない、どこの夫婦が離婚したなど、デリケートな噂もすぐに広まってしまうことがあるのだそう。
地方に限ったことではありませんが、噂話をしない、鵜呑みにしない、自分に回ってきたら広めないなど、人との距離が近いからこそ、より普段から気を付けることが大切です。
人との距離が近いことで良い面もありますが、お互いにちょうどいい距離感を保つ必要がありそうです。
専門的な学習領域はどうしよう?
子どもの教育面では、やや苦労する面もあるのだそう。その理由は、小学校などの義務教育を受けるために必要な学校はあっても、専門的な教育を受けるための環境がないこともあるから。小学校や中学校を受験する場合は、引っ越しを考える必要もあります。
子どもに専門的な教育を受けてもらいたい、小学校や中学校で受験を考えているという方は、移住後のプランについて、家族で話し合っておくことが大事かもしれませんね。
良い点も悪い点も両方の視点から移住を考えよう
どこで暮らしても問題がゼロになるわけではありません。家族にとって何が大切かを考え、自分たちがより心地よく生活できる場所を見つけてください。
いろんな移住物語をのぞいて参考にしてみてくださいね。
趣味のキャンプを仕事に。理想の移住を叶え、地域にとけこむ「野あそび夫婦」の“愛され力”とは