日本遺産の日の由来
2月13日は日本遺産の日。文化庁および日本遺産連盟が全国の人に向けて、日本遺産に対する理解や関心を持ってほしいという理由から制定しました。また現在は日本遺産の新規認定募集はされておらず、これまでに全国で83件が認定されています(令和2年2月現在)。
山梨県の誇る日本遺産「昇仙峡」
日本遺産に認定された山梨県甲府市にある「昇仙峡」に訪れてみました。昇仙峡は自然溢れる場所にもかかわらず、甲府駅から車で30分ほどと気軽に行くことができます。「日本一の渓谷美」といわれ観光名所としても有名です。
グリーンライン昇仙峡バス停がある駐車場から徒歩5分ほど歩くと昇仙峡観光道路入口に着きます。今回はここからスタートし、ゴールとなる仙娥滝を目指します。
遊歩道の途中には渓流を間近に見られる場所もあります。タイミングが合えば川魚が見られることも。
昇仙峡は水晶発祥の地でもあります。1834年ごろ、京都にいた玉屋の「弥助(やすけ)」が原石を加工する技術を昇仙峡の頂上にある金櫻神社の神官に教え、水晶玉が作られはじめられたのだそう。それ以前には、水晶を自然の形のまま飾ることが主流だった時代もあったそうで、そのためか遊歩道のお店の前には大きな水晶がごろごろと転がっています。歩いているだけで御利益が得られそうです……!
日本一の渓谷美、昇仙峡のおすすめスポット「覚円峰(かくえんぽう)」へ到着しました。なぜこの名前がついているのかというと、覚円という僧侶が畳数枚ほどの広さしかない頂上で修業をしたことが由来だそう。覚円峰は、昇仙峡園地「夢の松島」と書かれた看板がある広場からよく見えます。昭和25年『全国観光地百選』では第1位、平成21年『平成百景』では第2位を受賞した岩肌は圧巻です。
流れる渓流を望みながら、さらに遊歩道を進みます。
この石でできたトンネルを抜けるとゴールとなる仙娥滝まであと僅かですよ!
仙娥滝に到着しました!落差30mの仙娥滝。この滝は地殻変動による断層によって生まれ、今も岩肌を削りながら落下しています。マイナスイオンを感じる仙娥滝はまさにパワースポット!滝の落ちる音にも癒されました。
皆さんの近くにはどんな日本遺産が?
日本遺産は全国各地にあります。ぜひ皆さんも身近な日本遺産を探してみてください。地元のこんなところが日本の誇るべき場所だったんだ!と新しい発見ができるかもしれませんよ。
日本遺産ポータルサイト