「サスティナブルに、サーキュラーエコノミー……。ちょっと私にはハードルが高そうだなあ」なんて感じているそこのアナタ! まち歩きを楽しみながら、気づけばアムステルダムの持つソーシャルな雰囲気を、いい具合に体感できる、ソトコト流まち歩きスポットを紹介します!
8 Butcher’s Tears
『サンセリフ』のピーターさんおすすめの、アムステルダム市内南部にある小規模ブルワリーがここ。運河沿いの古い小さな建物跡を醸造所としてリノベーションして活用。ハンドクラフトの個性的なビールを数多く味わえる場所として知られている。「リートフェルトの学生がやっているお店で、ビールだけじゃなく、コンサートやエキシビションなど、文化的な活動も積極的に行われています」とはピーターさんのリコメンド・コメント。
Karperweg 45,1075 LB Amsterdam
水・木曜:16:00〜21:00/金・土曜:16:00〜23:00/日曜:14:00〜19:00
月・火曜
https://butchers-tears.com
9 Gebrouwen door Vrouwen BAR
女性が醸造した7種を含め、計10種類のビールをオンタップで味わえる。エルダーフラワーやジンジャーを使ったものなど、個性的なテイストのビールが揃う。もともとドーとテッソーという、趣味がビールづくりという姉妹が、趣味が高じ醸造場を始めるようになったという。店名の『Gebrouwen door Vrouwen』は「女性による醸造」という意味なので、スタッフのヒスレーヌさん曰く「店名が影響して、現在に至ってもスタッフがほぼ全員女性」とのこと。
an Pieter Heijestraat 119D, 1054 MH, Amsterdam
日〜木曜:12:00〜25:00/金・土曜:12:00〜26:00
なし
https://gebrouwendoorvrouwen.nl/bar
10 Red Light Records
アムステルダムの歓楽街・飾り窓地区に立地するレコードショップ。通り沿いにある、オンラインラジオスタジオ『Red Light Radio』の左隣の鉄格子の先にある。ジャズ、ファンク、ソウル、ディスコをはじめ、前衛的なエレクトロニックミュージックなどのレコードを厳選して取り扱う。ビンテージレコードはもちろん、新商品のラインナップも充実。Tシャツやトートバッグなどの商品もある。入り口が極めてわかりにくいのも、同店の魅力の一つだ。
Oudekerksplein 26, 1012 GZ Amsterdam
月〜金曜:12:00〜19:00/土・日曜:12:00〜18:00
なし
https://redlightrecordsamsterdam.com
11 W139
アーティスト自身が運営・管理を行うギャラリー。
Warmoesstraat 139, 1012 JB Amsterdam
12:00〜18:00
なし
http://w139.nl
12 Café De Ceuvel
アムステルダムの北にあるNoord地区にあるカフェ&レストラン。サスティナブルをテーマにしたカフェで、運河沿いにあった元・造船所跡地を利活用。古いハーバーで使われていた木材を再利用するなど、建物自体もほぼ廃材でつくり上げたという。フードやドリンクメニューに使われる素材は、旬のもの、かつローカルの食材を使っている。エルダーフラワーを使った自家製サイダーや、ビーガン食材で作ったオランダ伝統料理クロケットなどがおすすめ。「いつか、私たちのようなサスティナブルな飲食やビジネスのやり方などを学べる、マスタークラスみたいなものを開いて、興味のある人がコピーできるようにもしたい!」と話す、オーナーのエスメー・イスコートさん。
Korte Papaverweg 4, 1032 KB Amsterdam
火〜木曜:11:00〜24:00/金・土曜:11:00〜26:00/日曜:15:00〜21:00
月曜
http://deceuvel.nl/en/cafe/cafe-home
13 NDSM
アムステルダム中央駅の北、アイ湾沿いにある一帯の地域の総称。埠頭にある巨大なクレーンが、かつてここが造船所だったという面影を感じさせるが、もともと『NDSM』という造船会社の敷地や倉庫群だった場所。同社倒産後に現在のようなオフィスや、アーティストのレジデンシー、ホール、コワーキングスペース、スケートパークなどが点在する、文化やアートを軸にした複合拠点として生まれ変わった。
NDSM-Plein 28, 1033 WB Amsterdam
公共の地域のため特になし(各施設にはあり)
公共の地域のため特になし(各施設にはあり)
www.ndsm.nl
14 SWEETS Hotel
アムステルダム市内の運河に数多く架かる橋。もともと、行き交う船の運航のため、橋の開閉などを管理する「橋守」の家が付帯していた。『SWEETS Hotel』はその「橋守」の家をホテルとしてリノベーションしたもので、現在市内に28か所ある。名前の由来は、お菓子とスイートルームを掛け合わせたもの。各ホテルはどれも個性的で、一つとして同じものはない。ここでしか体験することができない、お菓子のように心をワクワクさせるホテルだ。
Doctor D.M. Sluyspad 6, 1018 DH Amsterdam
一棟貸しの宿泊場所のため特になし
各ホテルによって異なる
https://sweetshotel.amsterdam
15 LENA the fashion library
服はシェアするのがカッコイイ。
Westerstraat 174H, 1015 MP Amsterdam
月曜:10:00〜19:00/水・金曜:11:00〜19:00/木曜:11:00〜20:00/土曜:11:00〜17:00/日曜:13:00〜17:00
火曜
www.lena-library.com
少し足を延ばして、ロッテルダムへ。
世界中から観光客が押し寄せるアムステルダム。実は現在、ツーリストはややオーバー気味ではある。オランダをゆったりと観光したいなら、アムステルダムだけでなく、ほかの街も訪ねてみるのもいいだろう。
例えばロッテルダム。アムステルダムからは列車で南に1時間ほど。欧州最大の港湾都市を持ち、人口規模はアムステルダムに次いで国内第2位。近代建築があることでも有名だ。そしてロッテルダムも負けず劣らずな、サスティナブルかつサーキュラーのスポットが目白押し。屋上農園を併設したカフェや、細かな部品などまで再利用するリサイクルショップ、水上で牛を飼う最新のプロジェクト施設など、注目したい見どころがたくさん。ロッテルダム中央駅をはじめ、有名建築家が手がけた建築も数多く点在し、まち巡りも楽しそうだ。
OP HET DAK
ロッテルダム中央駅から徒歩で約10分のところにある。ビルの屋上にあるカフェ&レストランで、ベジタリアンやビーガン料理のメニューが充実する。テラス席からは、ロッテルダム市街と、フルーツや果物を栽培するおよそ1000平方メートルある自社農園を見渡せる。食材は目の前で栽培された旬の野菜や、飼育するミツバチによる蜂蜜をはじめ、近隣の農家や食品メーカーのものを使用。雨水を再利用するエコシステムも採用している。
Schiekade 189, 3013 BR Rotterdam
火〜木・日曜:8:30〜17:00/金・土曜:8:30〜20:00
月曜
https://ophetdak.com
Floating Farm
海面上昇を想定した壮大な実験。
Gustoweg 10, 3029 AS Rotterdam
時期によって変動するためウェブサイトを確認
https://floatingfarm.nl