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年末年始の胃腸疲れは麦とろごはんで癒そう

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「今こそ見直そう穀物のチカラ」は株式会社はくばくが大麦や雑穀を始めとした穀物の持つ様々な健康機能を紹介し、穀物を通して人々の健康と豊かな食生活を実現していくために発行するニュースレターです。今回はvol4として、「年末年始の胃腸疲れは麦とろごはんで癒そう」をテーマに、”三日とろろ”という日本に昔からあるお正月の慣習、なぜ三日とろろに麦とろごはんがおすすめなのかをお伝えします。

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目次

“三日とろろ”って知っていますか?

“三日とろろ”という言葉を初めて耳にした方も多いのではないでしょうか?

“三日とろろ”は主に東北や関東などの一部の地域で行われている風習で、1年間の無病息災を願い、1月3日にとろろ汁を食べるというものです。地域によっては3日に限らず元旦や2日に食べるところもあります。

とろろに利用される山芋(長芋や大和芋)にはジアスターゼという消化酵素が含まれています。年末年始でお餅やおせち料理などのご馳走をたくさん食べて疲れた胃腸をとろろで癒すというのはとても理にかなっており、みなさんにおすすめしたい風習です。

食物繊維たっぷり!“三日とろろ”に麦とろごはんがおすすめな理由

とろろ汁と言えば、麦ごはんを思い浮かべる人もいると思います。白米ごはんにとろろをかけた場合は茶碗1杯(150g)の食物繊維量は2.5g(白米0.5g、とろろ2.0g)ですが、白米ごはんを麦ごはんに変えた「麦とろごはん」にすると食物繊維の量が飛躍的に増えます。たとえば、もち麦を白米に3割混ぜると4.3g、さらに5割混ぜると5.9gもの食物繊維が茶碗1杯の麦とろごはんで摂取できるのです。
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(※もち麦は日本食品分析センター分析値、白米ととろろ(大和芋)は 日本食品標準成分表2020年版(八訂)第2章本表別表1のプロスキー変法の値 とろろ(大和芋のすりおろし)は一杯80g、ごはんは一杯150gで計算)
大麦に含まれる食物繊維「β‐グルカン」は食後の血糖値の上昇を抑えてくれる効果についてヨーロッパでは健康強調表示 (ヘルスクレーム)が認められており、日本でも機能性表示食品が発売されています。さらにとろろについても、20-24歳の男女9名が白米ごはん又はとろろをかけた白米ごはんを食べた場合、とろろをかけた方が血糖値の上昇が抑制されたという報告があります※1

食後の血糖値が急上昇する食後高血糖は肥満や生活習慣病の原因となります。どちらも食後高血糖を抑える効果がある麦ごはん&とろろ。食物繊維たっぷりの麦とろごはんを1月3日に食べ、暴飲暴食しがちな年末年始の体をリセットしてみませんか?

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(J.ARAHE. 23,1, 1-8, 2016)
▼今回配信しているニュースレターははくばくHPでも公開中!
https://www.hakubaku.co.jp/news/455/
▼大麦に関する研究情報はこちら
https://mugi-lab.jp
発行元:株式会社はくばく 広報課
※1 J.ARAHE. 23,1, 1-8, 2016

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