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【界 川治】「伝統工芸士と大子那須楮(だいごなすこうぞ)100%の『烏山和紙』紙漉き体験」開催

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渓流沿いに佇む里山の温泉旅館「界 川治」では、2022年3月1日から5月31日まで、「伝統工芸士と大子那須楮(だいごなすこうぞ)100%の『烏山和紙』紙漉き体験」を開催します。日本で唯一の烏山和紙作業場である「和紙の里」を訪れ、伝統工芸士である紙漉き職人、福田博子氏から烏山和紙になるまでの過程や、紙漉きの仕方などを伺います。

烏山和紙の特性や特徴など聞いた後は、大子那須楮100%の紙漉き体験をします。和紙の厚みや紙の大きさ色味、艶感など福田氏に相談しながら、思い思いの和紙を製作のできる体験です。本取り組みは2021年より界全施設で実施している、職人・生産者と行うご当地文化体験「手業のひととき」の一環で、今年2年目を迎えます。

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大子那須楮 100%の烏山和紙の紙
目次

「手業のひととき」とは

「手業のひととき」とは、地域の文化を継承する職人や作家、生産者の方々に出会い、お客様がその希少な 技を間近で見たり、舞台裏を知ったりすることができるご当地文化体験です。「界」では、ブランド発足以来、 「その地域、その季節ならではのおもてなし」を提供しています。

界のスタッフは職人や作家、生産者の方々から、ご当地の文化や手仕事を教わり、その地域に一層愛着を感じるという経験を重ねてきました。その経験を元に、お客様にも、ぜひ地域の文化を継承する職人や作家、生産者の手業に触れて欲しい、という思いで「手業のひととき」を 2021 年より開催しています。

これまでに界全体で 300 名を超える利用がありました。
詳細URL:https://www.hoshinoresorts.com/sp/tewaza/

楮から和紙になるまでを知り、好みの和紙を漉く

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「大子那須楮」の塵取り風景
福田氏から日本で唯一の烏山和紙の作業場である「和紙の里」で、原材料である楮から烏山和紙になるまでの工程や紙漉きの仕方、こだわりなどを伺います。一度煮て柔らかくなった楮を丁寧に処理し、繊維を撹拌(かくはん)する工程を間近で見ることができます。

水と楮を混ぜる音が心地よく響く工房で、丹念な手仕事を見学。楮から和紙になる過程を知った後には、福田氏の指導のもと、大子那須楮100%の紙漉き体験を行います。和紙の厚みや紙の大きさや色味、艶感など福田氏に相談しながら、思い思いの和紙を製作のできる体験です。

館内で「烏山和紙」に触れる

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月夜をイメージした行燈
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四季の情景が映し出される行燈
当館のいたる所で烏山和紙に触れ、翌日に実際に漉く和紙のイメージを膨らませることができます。例えば、客室には烏山和紙を使用した2つの行燈を設えます。

月夜をイメージしたものと、四季の情景が映し出される行燈で、和紙を通した柔らかい光が趣を醸し出します。また、夕食時には烏山和紙を使用した敷き紙や箸置きを使用することができます。

烏山和紙サシェづくりで和紙の特性を知る

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烏山和紙サシェづくりイメージ
和紙は昔から、防虫や湿気対策のため着物などを包むのに重宝されてきました。その特性を生かし、烏山和紙を身近に感じることができる「烏山和紙サシェ」をつくります。

クスノキ、ユズ、ヒバの和製油から好みの香りを選び、防虫や消臭の効果があるといわれる楠チップ(*2)に香りをうつし、柔らかな手触りの烏山和紙で包みます。

丈夫できめが細かな烏山和紙を通して、優しくふわっと香ります。家に持ち帰り、クローゼットに入れ、使用することができるサシェです。
(*2)東京農業大学ホームページより https://www.nodai.ac.jp/news/article/24600/

「手業のひととき」を担当する職人 福田製紙所 福田 博子氏

<プロフィール>
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烏山和紙職人 福田 博子氏
1969年旧烏山町(現在の那須烏山市)の和紙作りの家に生まれる。学校卒業後、地元公立校に教員として勤務。1993年、福田製紙所入社。入社時は販売、和紙の加工などの仕事からはじめ、その後紙漉き作業の担い手となり、2017年栃木県伝統工芸士に認定される。2018年代表社員に就任。
<コメント>
1,300年の歴史を持つ日本の文化である和紙。ここ烏山で貴重な「那須楮」を使用した和紙作りを体験していただきます。未来に残すべきといわれる紙漉きの技で、未来へ受け継がれていく可能性を持つ世界で一枚の和紙を、楽しみながら作っていただきたいと思います。日本の農村の原風景を感じられる里山の工房で、心落ち着く時間を過ごしてください。

烏山和紙とは

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烏山和紙
栃木県那須烏山市で生産されている伝統工芸品。那須連峰から下る那珂川と原料となる大子那須楮により、1,200年前から製造されていたといわれています。(*1)大子那須楮は国内で最も質の高い楮とされ、漉いた和紙は丈夫できめが細かいことが特徴です。

現在でも栃木県内の学校の卒業証書に使われ、以前は、宮内庁に献上されたこともあります。
(*1)全国手すき和紙連合会 http://www.tesukiwashi.jp/p/karasuyama1.htm

「伝統工芸士と大子那須楮100%の『烏山和紙』紙漉き体験」概要

期間:2022年3月1日~5月31日(日、水曜日)
時間:チェックイン日の翌日13:00~15:00
場所:「和紙の里」(現地集合・解散)

料金:1名9,800円(税込、宿泊費別)
定員:1日2組まで(1組は1~4名まで)
受付:公式サイトにて7日前まで受付
備考:完成した和紙は後日郵送します。(体験後1週間程度)

モデルスケジュール

<1日目>
15:00  チェックイン
15:30  温泉入浴
17:30  夕食 烏山和紙の敷紙と箸置きで会席料理を味わう
20:00  烏山和紙の月灯りの中で里山の知恵を知る、客室にて「烏山和紙サシェづくり体験」

<2日目>
13:00  手業のひととき「伝統工芸士と大子那須楮100%の『烏山和紙』紙漉き体験」
15:00  終了

界 川治(栃木県・川治温泉)

栃木・川治温泉の渓流沿いに佇む温泉旅館。石臼を使ったきな粉挽き体験や烏山和紙の手すき体験など里山の知恵に触れる滞在を楽しめます。

栃木県日光市川治温泉川治22/客室数:54室
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaikawaji/

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