アパレルブランド「JOURNAL STANDARD」とのコラボTシャツ企画。関東エリアからは、老若男女多国籍の客同士が自然と仲良くなっちゃう不思議な空間、『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』です!
『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』ってどんなお店?
※二郎:こだわりのスープと盛り盛りのトッピングでファンを掴んで離さないラーメン店『ラーメン二郎』のこと。
「足りないからこそお客さんがついてきてくれる」
きっかけは、店主の藤原ヒラメさんのお母様が35年前に訪れたベトナム。旧サイゴン市街の面影を残す当時の街は、今ほど観光地化しておらず、貧しいけれどエネルギーに満ちている人々や料理の味に強烈な印象を抱いていたそう。そこで出会ったベトナム人に教えてもらったフォーのレシピなどをもとに、日本人の味覚に合わせてアレンジを重ね、『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』の料理が生まれました。
ベトナム人の客が訪れた際は「これは本場のフォーの味ではない!」と言われ、喧嘩になったこともあるそう。ベトナム人にとってフォーは故郷の味。お雑煮のように地域によって異なる味の違いを理解してもらい、帰る頃にはすっかり仲良くなったそうです。
そんな風に店と客の距離が近いのが『フジマルクラフト』や『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』の特徴。お店でイベントが開催されることも多く、一人で訪れてもいつの間にか徐々に客同士が仲良くなり、仲間になっていく姿がよく見られるそうです。
気になるTシャツのデザインは……?
社会貢献活動も実施。寄付した側が元気になれる。
例えばひとり親家庭への支援では、2020年のクリスマスに60食ほど料理を提供したそうです。とはいえ準備から当日までかなり疲れるのも正直なところ。疲弊して続けられないなら意味がない、2021年は休んで次の年に頑張ろうか……という気持ちに一度はなった藤原さんですが、コロナ禍で客の相談に乗っているうちに、「お客さんが寄付に参加して、他の人の力になれたと思えることでお客さん自身が元気になれる」と気づき、急遽実行することを決めたそう。「偽善と思われるかもしれないけれど、細く長く続けていきたい活動です」と藤原さんは語ります。
食事をするだけに止まらず自然と関係性が育まれていく店、そしてハッピーな空気が伝播していく店はなかなか珍しいもの。「毎日なにかが起きている」という『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』。思いがけない出会いを楽しみたい方、“二郎系フォー”を味わってみたい方、ぜひTシャツを着て店を訪れてみてはいかがでしょうか。きっと楽しいことが待っているはず!