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特集 | ソトコト×JOURNAL STANDARD SDGsプロジェクト

“来るもの拒まず”で仲間がどんどん増えていく!『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』

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アパレルブランド「JOURNAL STANDARD」とのコラボTシャツ企画。関東エリアからは、老若男女多国籍の客同士が自然と仲良くなっちゃう不思議な空間、『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』です!

目次

『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』ってどんなお店?

神奈川県川崎市の溝の口駅から徒歩約5分。大通りからちょっと入ったところにある小さい店が、南ベトナムの旧サイゴン料理とサワーエール、ハードサイダーの専門店『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』です。
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店内はわずか5席ながら、壁いっぱいに描かれたアートに思わず目を奪われます。
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名物料理は「牛たたきのフォー」。化学調味料に頼らず、牛すじ、鶏ガラをそれぞれ長時間煮込んでブレンドした濃厚スープにもちもち食感のフォーが加わり、トッピングには網焼きの牛たたきと香草が山盛り。リピーターから“二郎系フォー(※)”とも称されるほど、一度食べたら忘れられない味です。
※二郎:こだわりのスープと盛り盛りのトッピングでファンを掴んで離さないラーメン店『ラーメン二郎』のこと。
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そして極め付けは、なかなかお目にかかれない“酸っぱいビール”。ベトナム料理に合うお酒を選び抜き、仕入れているそう。
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そろそろ食べたくなってきましたか……?

「足りないからこそお客さんがついてきてくれる」

ここ『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』は、近隣にある台湾料理とクラフトビールの店『フジマルクラフト』の2号店として2019年9月にオープンしました。

きっかけは、店主の藤原ヒラメさんのお母様が35年前に訪れたベトナム。旧サイゴン市街の面影を残す当時の街は、今ほど観光地化しておらず、貧しいけれどエネルギーに満ちている人々や料理の味に強烈な印象を抱いていたそう。そこで出会ったベトナム人に教えてもらったフォーのレシピなどをもとに、日本人の味覚に合わせてアレンジを重ね、『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』の料理が生まれました。

ベトナム人の客が訪れた際は「これは本場のフォーの味ではない!」と言われ、喧嘩になったこともあるそう。ベトナム人にとってフォーは故郷の味。お雑煮のように地域によって異なる味の違いを理解してもらい、帰る頃にはすっかり仲良くなったそうです。

そんな風に店と客の距離が近いのが『フジマルクラフト』や『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』の特徴。お店でイベントが開催されることも多く、一人で訪れてもいつの間にか徐々に客同士が仲良くなり、仲間になっていく姿がよく見られるそうです。

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過去に開催したイベント「フジマル文化祭2019」の告知ポスター。雑誌に見立てたデザインがユニーク。
店主の藤原さん曰く、「足りないからこそお客さんがついてきてくれる」のだそう。お店で困ったことがあると「◯◯さんに相談してみよう!」と自然と客の名前が出るのだとか。“来るもの拒まず”の精神で客を受け入れ、関わる人みんながハッピーになればという心意気で溢れているからこそ、老若男女多国籍の客が集まるのかもしれません。「下手な異業種交流会よりもよほど多様性に溢れています」と藤原さん。店内のアートやロゴの表現もベトナム人にネイティブチェックしてもらったのだとか。

気になるTシャツのデザインは……?

そんな『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』のTシャツデザインはこちら。
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裏面には、フォーを食べる女性のイラストが。
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店に訪れたことがなくても、つい手に取りたくなる粋なデザインです。藤原さんは「このTシャツを着てお店に来てくれたらサービスします!」と笑顔で話してくれました。

社会貢献活動も実施。寄付した側が元気になれる。

『フジマルクラフト』と『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』では、生理の貧困、ひとり親家庭の支援、児童養護施設の寄付などの社会貢献活動も継続して行っています。

例えばひとり親家庭への支援では、2020年のクリスマスに60食ほど料理を提供したそうです。とはいえ準備から当日までかなり疲れるのも正直なところ。疲弊して続けられないなら意味がない、2021年は休んで次の年に頑張ろうか……という気持ちに一度はなった藤原さんですが、コロナ禍で客の相談に乗っているうちに、「お客さんが寄付に参加して、他の人の力になれたと思えることでお客さん自身が元気になれる」と気づき、急遽実行することを決めたそう。「偽善と思われるかもしれないけれど、細く長く続けていきたい活動です」と藤原さんは語ります。

食事をするだけに止まらず自然と関係性が育まれていく店、そしてハッピーな空気が伝播していく店はなかなか珍しいもの。「毎日なにかが起きている」という『ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンダ』。思いがけない出会いを楽しみたい方、“二郎系フォー”を味わってみたい方、ぜひTシャツを着て店を訪れてみてはいかがでしょうか。きっと楽しいことが待っているはず!

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ベトナム料理 フジマルサイゴンプロパガンタ▶︎FacebookInstagram
text by SOTOKOTO photos by フジマルサイゴンプロパガンダ, JOURNAL STANDARD

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