“SDGs目標の達成”というと「私ひとりが何かをしたところで」って思いがちですが、私たちの日々の暮らしの中ででもできることは意外と簡単で、節約や節電など実はすでに生活に取り入れているアクションも多いと思います。私たちが生きる地球の未来をより良くしていくために。身近にできることから少しずつアクションしてみませんか。
Action_#16 生ごみは捨てる前にひと工夫する

生ごみを捨てる前のひと工夫は、エコにつながるアクション。一般家庭で出る生ごみの約8割が水分。水分量が多いほど運搬や焼却処分にかかるエネルギーが必要になってくる。単純に生ごみを減らせば、自然への負担も減らせることに。
いますぐ始められるのは、シンクの排水溝でネットを使ったり、三角コーナーを使用するなどして、生ごみの水分をしっかり切ってから捨てること。水分が減ることでごみの減量化にも貢献できる。ごみが軽くなれば、ずっしりと重いごみ袋を持ち出すストレスもなくなる。
水切りよりもさらに効果的なのは生ごみを乾燥させること。簡単なのは新聞紙やざるの上で乾燥させる方法。それだけで水分量が6割ほど落とせ、省エネにつながる。生ごみの臭いが気になる季節にも衛生的にごみ出しができて、一石二鳥。
Action_#17 日用品は詰め替えができる製品を選んで買おう

シャンプーや入浴剤、洗濯、食器などの洗剤、消臭剤のボトル容器は一度購入すれば、半永久的に使える。中身を同じ用途に使うのであれば、毎回ボトル入りのものを買うのはやめて詰め替え用を利用すれば、プラスチックごみを減らせる。
詰め替え用のパックをそのまま吊り下げて使える便利グッズもあり、最初からプラスチック容器を買わないという潔さもときにはいい。
日頃からリサイクルできないプラスチックごみを増やさない”脱プラ”、”プラスチックフリー”を意識して詰め替え用のある商品を選び、それを購入することは個人がすぐにできるエシカル消費。ささやかだけれども簡単に続けられるアクションだ。
Action_#18 エコ活動に取り組むホテルを選んで宿泊する

近年、環境に配慮したエコホテルが増加しつつある。ホテルが取り組む主なエコ活動にはリデュース(ゴミの削減)、リユース(繰り返し使用)、リサイクル(資源の再利用)の3R活動があり、それらに積極的なホテルを選ぶことも宿泊者ができるアクション。
タブレット端末を導入して、チェックイン時の紙資源を節約するペーパーレス化から、館内の家具、調度品、リネン類を環境配慮型の素材にするなど、ホテルの取り組み方もさまざま。
ホテルのエコ活動がもたらす効果を知ることはもちろんだが、アメニティを使わない、滞在中の節電、節水など宿泊者の意識共有があってこそ成立することも多い。エコホテルに宿泊することで、改めて環境配慮への気づきが見つかるかも。