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弟子が陶器まつりで店番をした話

ゆたんぽ

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こんにちは。丹波篠山市の窯元に弟子入りして早6か月、秋の陶器まつりのシーズンになりました。普段は仕事場で黙々と作業をしているのですが、陶器まつり期間中は珍しく店番をすることになりました。

目次

いつもの景色もお祭りモードです

この日は外のブースで器を売る「土曜うつわ市」の日だったので、会場に現地集合。とはいえ、仕事場からさほど離れていないので、途中の道のりは通勤の時とほぼ一緒です。

いつも通勤で見ている景色も完全にお祭りモードです。町中ののぼりや提灯をみると「お祭りなんだなー」と、ちょっと気持ちが高まります。

陶の里(すえのさと、丹波焼の拠点となる施設です)に着くと、1時間前なのに入口ではすでにお客さんが並んでいます。その横をすり抜けてうつわ市の会場に到着すると、他の窯元の皆さんが慌ただしく準備を進めていました。知り合いの窯元さんへの挨拶もそこそこに、スタートに備えます。

「土曜うつわ市」スタート

うつわ市がスタートすると、ドワーッっとお客さんが入ってきて、あっという間に大盛況です!

店番をすると、お客さんと直接やり取りができるのでとてもやりがいがあります。自分が制作に携わった器を手に取っていただけると、ちょっと気恥ずかしいですがうれしい気持ちになります。

それから、お客さんの声を聞けるのもとても興味深くておもしろいです。あるお客さんが、鉢を手に取って「サラダを盛り付けるといいかも」と言っていただける一方で、別のお客さんが「これでかつ丼とか食べたいなー」とおっしゃっていて、使い方は本当に人それぞれだなぁと感じました。

器以外に食べ物も充実

お昼近くになると、師匠から今のうちにお昼にしとくように言われたので、すぐ近くの屋台ブースに行きました。どれもおいしそうでしたが全ては買えないので、カレーとアマゴの串焼きを選びました。

特にアマゴは柔らかくておいしい! 頭から骨まで食べることができて大満足です。

店番、無事に終了

最初から最後までお客さんは絶えることなく、慌ただしく働いている間にあっという間にうつわ市は終了の時間になりました。はじめのうちは梱包など慣れない作業にあたふたしましたが、お客さんと直接話せる機会はとても貴重な経験となりました。

接客をしながら感じたのですが、お客さんによって陶器まつりの楽しみ方はひとそれぞれで、即決で買ってくださる人もいれば、一度ブースを離れてまた戻ってきてくださる方、器をジーっと見比べてじっくり悩んで買ってくださる方等々、いろんな方がいらっしゃいました。でも、売る側からすると、どんなお客さんも自分たちがつくった器に興味をもってくださるありがたーーーーいお客さんです。

どんなお客さんも大歓迎です。もし興味があれば、ぜひ次の陶器まつりに気軽に足を運んでみてくださいね!

余談(こんな楽しみ方もおすすめしたいです)

うつわ市の次の日の仕事はお休みだったので、せっかくなので、ずっとほしかった窯元さんの器をお祭りのテンションで購入しました。

色がきれいな四角いプレートです。私は朝は基本ごはん派なのですが、時々浮気してパンを食べるのでその時に使う用に購入しました。陶器まつりではうつわを普段よりお買い得に購入することができます。ですので、普段使いのうつわを買うのももちろん、「欲しいけどなかなか使う機会が少ないかなぁ」と思うような器も思い切って買ってみるのもおもしろいと思います。

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